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処刑3 ページ4

「ねぇねぇ、どっちが姉なの?」

エマは興味津々に双子に質問をしてきた。

「私が妹で、サンドラが姉ですの。」

ジェシカはにこりと微笑みながら答えた。

「へぇ、そうなんだ!!」

エマは意外というような顔をしていた。


「じゃあ次はそこのカッコイイ人!」

そう言い、双子の隣にいるイケメンをエマは指した。

明るめの茶髪で普通にカッコイイ人だった。

「ふっ、僕の事かい?」

彼は髪をかきあげながらそう言った。

喋る前まではイケメンだったのに喋ったら残念な奴だな。

この人は多分私の苦手なタイプかもしれない。

「僕はロディ。よろしく。」

そうして彼はウィンクをした。

「.....。」

その場にいた全員が彼を見て黙った。

おい!場の空気を悪くしてんぞ!キザ野郎!

「あはは、じゃあ次はそこのお婆さん!」

エマは困ったように、ロディの向かいに座っている人を指した。

お婆さんは赤いスカーフのようなものを巻いており、眼鏡をかけ、ずっと微笑んでいてとても優しそうな人だった。

「私はバニラと申します。皆、よろしくねぇ。」

そう優しく微笑みかけた。

好き!!貴女に一生ついて行きます!!

「バニラさん、素敵〜!」

私は思わずバニラの手を握りしめていた。

「おやおや、ありがとねぇ。」

バニラはにこりと微笑み握り返してくれた。

その時、フェイは何故か私の服を掴み引っ張った。

だが、彼を見ると他の方を向いていたので気の所為だったのかもしれない。

その様子をバニラは微笑みながら見ていた。


「じゃあ次はバニラさんのお隣の人!」

そうしてヤバそうな人をエマは指さした。

彼?彼女?は紫の髪の毛をしており、結構高そうな服を着ていた。

「はぁい!私はリリアンよぉ〜、よろしくねぇ♡」

リリアンはそう言い、ウィンクをしてきた。

うん、オネエか。意外と好き。さっきのキザ野郎とは違って!

「リリアンさん、よろしくね!」

私はリリアンに話しかけた。

「あらぁ〜、可愛いわね♡よろしくぅ♡」

そう言い投げキッスをしてきた。うん、面白い!


「じゃあ最後はそこのお2人さん!」

そうしてエマは私達を指した。

「はーい!Aです!よろしく!」

私は元気良く挨拶をした。

「フェイです...。」

彼はモジモジしながら挨拶をした。何をそんなに恥ずかしがっているのか。


「じゃあこれで全員の自己紹介が終わったね!」
エマがそう言った時、お爺さんがやって来た。

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作者名:とらんぷ | 作成日時:2018年11月5日 23時

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