魔法と恋と青春と【ツイステッドワンダーランド】

厳粛ブレイク！ ページ4

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クロウリー「あの黒き馬車は、
闇の鏡が選んだ新入生を迎えるためのもの
学園に通じる扉を運ぶ、特別な馬車なのです

古来より特別な日の迎えは
馬車と相場が決まっているでしょう？」



『つまり、あの馬車に勝手に
ここに連れてこられたってこと！？』



グリム「むがー！むががーー！！！」



クロウリー「さっ、入学式に行きますよ」



(無視ですか……)









⁻鏡の間 入学式会場⁻





？「か、これで入学式と寮分けは終わりかな？

いいかい新入生たち
ハーツラビュル寮ではボクが法律だ
逆らう者は首をはねてやるからそのつもりで」



と、赤髪の男





？「……ふぁ〜あ
やっとかったるい式が終わった

さっさと寮に戻るぞ
サバナクロー寮、ついてこい」



と、獅子の耳を持つ男





？「新入生のみなさん、
この度は入学おめでとうございます！
みなさんが充実した学園生活を送れるよう

オクタヴィネル寮寮長として
精一杯サポートさせていただきますよ」



と、眼鏡の男





？「それにしても学園長は
どこにいっちゃったのかしら？
式の途中で飛び出して行っちゃったけど……」



と。美しい男





？「職務放棄……」



と、タブレットの男





？「腹でも痛めたんじゃないか？」



と、ターバンの男





ケープを羽織る
寮長と名乗る6人の男達が
会話に花を咲かせる


すると、、





ﾊﾞﾀﾝ

クロウリー「違いますよ！」



？「あ、来た」





ターバンの男の言葉に重ねるように
クロウリーが鏡の間に入っていく

私も学園長に続くように入っていく

学園長と登場だなんてそりゃあ注目の的
少々怯えながらも周りを見渡し学園長についていく





「女だ…」

「この学園で唯一なんじゃ…」









クロウリー「まったくもう
新入生が1人足りないので探しに行っていたんです

さあ、寮分けがまだなのは君だけですよ
狸くんは私が預かっておきますから
早く闇の鏡の前へ」



グリム「ふぐぐーー！！」





そう急かされるままに私は闇の鏡の前に立つ









闇の鏡「汝の名を告げよ」



『Aです』



闇の鏡「A……
汝の魂のかたちは……」





私の名を告げ顔をしかめる闇の鏡









闇の鏡「わからぬ」





闇の鏡がそう宣言すると
沈黙に包まれていたもののざわざわと騒がしくなる

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