魔法と恋と青春と【ツイステッドワンダーランド】

遭遇パーソン！ ページ16

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‐メインストリート‐





グリム「ふわぁ〜……スゲーんだゾ
ここがメインストリートか

昨日はよく見てなかったけど、この石像は誰だ？
7つあるけど、なんかみんなコワイ顔」



『ほんとね…立派は通り…
ここを掃除ってかなり大変よ？』



グリム「嫌なこと思い出させんじゃないんだゾ」





そんなことをグリムと話しながら
メインストリートを歩く

そんなに私らのこと見なくてもよくない？
という気持ちをこめて周りの生徒を見る



「昨日の…」

「おいお前が声かけろよ」



ぼそぼそなにか言ってるけど
いじめとか嫌よ？









グリム「おい、この石像

このおばちゃんなんか、特に偉そうなんだゾ」



『ほんとだ威厳というか厳格さというか…』



？「ハートの女王を知らねーの？」



『！！！、びっくりした…』





急に聞こえた私でもグリムでもない
声に振り向くと

声の主は左目元にハートが描かれた
茶髪の男の子だった





『学校の制服…』



グリム「ハートの女王？偉い人なのか？」



？「昔、薔薇の迷宮に住んでいた女王だよ

起立を重んじる厳格な人柄で、トランプ兵の行進も
薔薇の色も一切乱れを許さない

マッドな奴らばっかりの国なのに
誰もが彼女には絶対服従

なんでかって？

規則違反は即打ち首だったから！」





グリム「こ、こえーんだゾ」


『厳しい……』





？「クールじゃん！オレは好き

だって優しいだけの女王なんてみんな従わないだろ？」



グリム「確かに、リーダーは強いほうがいいんだゾ」



『一切の乱れも許さないってのも
少しかっこいいね』





グリム「『っていうかオマエ/貴方は誰？』」



エース「オレはエース、今日からピカピカ1年生
どーぞよろしく♪」



グリム「オレ様はグリム！
大魔法士になる予定の天才だゾ！」



『私は……



グリム「コッチの冴えないのはA
オレ様の子分なんだゾ」



『！、ちょっとグリム〜？
冴えないのは否定できないけど
子分とは聞き捨てならないわよ〜！』





と私の自己紹介にかぶせて
変な嘘をつくグリムの頬をつねる





グリム「いへへ(いてて)、はなへ(放せ)！！」



エース「A？珍しい響きの名前だな」



『そう…？
まあ改めてよろしくね、エースくん』



エース「お、おう」





グリムを抱きかかえ挨拶をし礼をする

おうと応えたエースの頬が赤いのにAは気づかない

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