ｺｸﾌｸ__4 ページ7
/your side/
お家に着くなり手を洗ったら買っておいた食材を出してどんどん料理の準備を始める私
蒼弥:何作るんですか？あ、お肉だ…
A:そう、ピーマンの肉詰め！どう？
蒼弥:良いですね！俺何手伝ったら良いですか？
それはもう先端の代名詞みたいな、包丁を使ってもらいます。
A:これ、切っておいてほしいな
蒼弥:あ、はい…
まな板の上に包丁を乗せると少ししどろもどろし始める彼。
A:指切らないでね、気をつけてね。もしかして怖い？
蒼弥: いや、怖くないけど…そんな包丁使うの好きじゃないですね
A:そっか、怖いのか！じゃあ私と一緒に慣れようね
蒼弥:怖くないって…あぁ、、俺やりますから！むしろAさんが使ってる方が危なっかしくて怖いです
A:し！失礼だなぁもう、毎日使ってますー！ほらほら私見ててあげるから早く切って
なんだかんだで計画通りスムーズにはいったかな？克服したかどうかは除いて
蒼弥くんが苦手なものは私がそれから守るし蒼弥くんが甘えてくれる機会にもなるから克服なんて別にしなくても良いな、なんて思ったから目的は達成してなくても満足はしちゃった
できた夕飯を食卓に並べてやっとイスに座ると
蒼弥:ふぅ…やっと落ち着けるよ
A:ずっと怖かった…？、
蒼弥:だって俺の苦手なものばかりでしたもん…
私は楽しくても蒼弥くんは楽しくなかったか…
A:ごめんね、楽しくなかったよね。苦手克服して欲しくて…
蒼弥:俺嫌われてないか心配です
A:だ、誰に？
蒼弥:Aさんに。今日一日ずっと弱いとこしか見せてないし、甘えてばっかりだったし彼氏として情けなかったです…
A:何言ってるの…もっと甘えて良いのに。ていうか、弱いところたくさん見せてほしいよ…？
蒼弥:わかりました、でもAさんも甘えて下さいね？今日一日初めてリードして疲れたでしょう？
A:はぁ、蒼弥くんのお願いを素直に聞いちゃう癖克服したいな私( 笑 )
蒼弥:克服だなんてそんな( 笑 )素直でいてもらわないと困りますって！
会話を弾ませればあっという間に食事が済んでいて、満腹だからとりあえずソファに座ってゆっくりしよっかなんて2人でくつろぐ
蒼弥:楽しかったですよ、もしかしたら大好きな人がいたら克服できるかもって思いました
A:本当？
蒼弥:またお願いします笑
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作者名：ようぴょん** | 作成日時：2018年2月17日 3時
