【ハイキュー】僕んとこの一年生超かわいーべ！！【男主】

(*￣▽￣){ウッチーの方が可愛いべな) ページ11

side in 菅原
.



　内海A、あだ名はウッチー。


　進学クラス所属、学年次席のバレー部２年。




「孝さぁーん」




　可愛い可愛い俺の後輩。






　ミニゲーム前のアップ、柔軟でウッチーと組んだ。風呂のあとに体操を欠かさないと言うウッチーの体は押してもさほど抵抗もなく前に倒れた。


「やっ、柔らかっ」
「………」


　近くにいた日向と影山が感心したように凝視した。それもそうだろう、開脚した両足の間に綺麗に体は畳まれ、胸はしっかり床についている。


「ウッチーしなやか〜」
「ギャー！ちょちょちょ、開きすぎ開きすぎ痛いあああああ」


　からかって更に足を開いてやると、ウッチーが悲鳴をあげた。

　一直線になるまで引っ張ると、涙目のウッチーが恨めしそうに睨んできた。



「孝さぁーん…」
「ごめんごめん、怒るなよ」



　機嫌を損ねても、よーしよし、と撫でてやれば、睨み顔は打って変わって可愛らしく頬を膨らませる怒り顔になった。

　その頬をつついて、ぷすー、と空気の抜ける音に、どちらからともなく吹き出す。この瞬間の共有は、恐らく俺たちだけのもの。



「んもー、そうやれば俺の怒りが収まるとお思いかっ」


　反撃してこようとしたウッチーの首根っこを、後ろからぐい、と大地が掴んだ。



「じゃれるのはあとで、だ。ゲーム始めるから二人ともコートから出なさい」
「うぇーい」



　小突き合いながらコートを出て、また吹き出し合う。




　ウッチーは、一年生が可愛い可愛いと連呼するけど、後輩が可愛いと思っているのは俺だって同じだ。



「孝さん、嬉しそうですね」
「まぁね」



　前ばっか見て騒いでっと、後ろから食べちゃうからな、ウッチー。







　

(ﾉｼ*>∀<*)ﾉｼ{龍ちゃんかっこいい！！)→←(￣▽￣)=3{次はミスらない…！)

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す