ペイント 49 ページ49
.
「ちょっとそんなに笑わないでくださいよ！
なんか恥ずかしいです……」
「ごめんごめん笑 いや、ほんとに面白くて笑」
なんて2人で笑ってたら目の前に
ウーロン茶と唐揚げしかないことに気がついた
「とりあえずなんか頼まない？好きな物頼みなよ」
そう言って立原さんにメニューを渡した
.
「ここオムライスあるんですか！？
しかもハンバーグもある！
えっとどうしよう……迷っちゃうな……」
カレーライスもありますよ！
なんてはしゃぐ姿がまるで小さな子供の様で
「立原さんって、なんか子供っぽいね」
見てるだけで楽しい
いっそこと全部頼んじゃえば？って聞いたら
いいんですか？って目をキラキラさせて
見つめられたからもう頷くしかない
子供の頼みに負ける親の気持ちが分かる
「俺ね、アイドルしてるの」
「アイドルって……
歌って踊るっていうお仕事のですか？」
「そう。Kis-My-Ft2っていうね……」
.
携帯で動画とか写真とかを見せながら
メンバーのこと
これまでのこと
いろいろ話した
.
.
「アイドルって
みんなの幸せを作る素敵なお仕事なんですね」
.
.
みんなの幸せを作るか……
それなら立原さんの幸せも作ってあげたい
.
なんて言ったらさすがに引かれるかな
.
「8月に東京ドームでライブやるんだけど
よかったら来ない？」
「行ってみたいです！夢だったんです！
ライブというものを見に行くのが！」
.
クリスマスに続き
また手にした立原さんの「初めて」
.
もっとたくさんの「初めて」が聞きたい
なんていったらもっと引かれるだろうな
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 126人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：よこざわ | 作成日時：2018年1月26日 23時
