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ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ______ﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟﾝ_____ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ___________
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誰よこの忙しい時に
って呟くアコちゃんの後を追っかけると
「私だ！川上！」
ドアの向こうから聞きなれた声が聞こえた
「ど、どうしたんですか！？」
「どうしたもこうしたもないよ！
Aちゃんがこれから初デートだって言うから
彼氏くんに1つ挨拶をしておこうと思ってな！」
「え！？なんで知ってるんですか！？」
三津谷から知らせをうけたと
アコちゃんと肩を組む川上先輩が
好奇心旺盛な少年のような笑顔をみせたとき
「ちょっと、玄関の鍵空いてたわよ？
私がいなくなって戸締りも出来なくなったの？」
「里田先輩！？」
里田先輩までやってきた
「どうして里田先輩まで……」
「三津谷さんからAちゃんに彼氏が出来て
今日初デートをするって連絡がきたから
どうせ川上さんと一緒に彼氏さんに挨拶しに行く！
とか言うんだろうなって思って
それを止めに来たのよ
良かったわ今日がオフの日で」
いいじゃないか！ちゃんと挨拶しておかなければ！
って先輩達が揉めあってる姿をみて
なんだか懐かしいと思った
「この感じ懐かしいね」
アコちゃんも同じこと考えてたんだね
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「てか時間大丈夫？」
時計は長い針が10を指していた
「大丈夫じゃない！遅れちゃう！」
「よし！じゃあみんなでAちゃんの彼氏に挨拶に行くぞ！」
ほんとにやめときなさいよって止める里田先輩も
気づいたら外に出る準備をしていて
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ﾋﾟｺﾝｯ
「アコちゃん！いまから向かうって！！」
「あんたいつのまにLINE始めたの！？
それも彼氏の影響！？」
いつも1人で歩く公園までの道のりに
3人追加されただけでこんなに鮮やかになるなんて
知らなかった
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作者名：よこざわ | 作成日時：2018年1月26日 23時
