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「そろそろ出ようかな……」
時刻は午後5時
7時に藤ヶ谷さんと
公園で待ち合わせをすることになった
待たせちゃったら悪いし
余裕もってそろそろ出た方がいいよね
ガチャガチャガチャｯｯｯ
「ただいまーーー！！！！」
「え！？アコちゃん！？
帰ってくるの明日じゃ……」
「あー早めに終わったから先に帰らせてもらった」
「そっか……」
「え？なんでそんなにガッカリしてんの？
帰ってきてほしくなかったの？」
「いや、そうゆうわけじゃないけど……」
「てかなにその格好。どっか行くの？」
「あ、えっと……これから食事に……」
「え！？誰と！？」
「えっと……」
「え！？まってもしかして彼氏！？」
「いや、違うよ」
「そうなんでしょ！？
あ！そうかデートか！！何時から！？」
「あ、えっと、7時に公園で待ち合わせを……」
「あと2時間もあるのにもう出ようとしてたの！？
あ、待ち遠しいんだ！！」
「いや、待たせちゃ悪いかなって思って……」
「どこ食べいくの！？高級レストラン！？
夜景の見えるオシャレなところ！？」
「……分からない……」
「んもおせっかくのデートなのにそんな格好じゃ台無し！しかも今日ならなおさら！てかいつから！？え！？私の知ってる人！？ていうか初めてだよね！？Aに彼氏って！やだあ挨拶しなくちゃ！とりあえず着替えて！そんな格好じゃダメ！私の服貸してあげるから！ほら！いくよ！！先輩達にも報告しなくちゃ！！！」
勢いに圧倒されながらも
手を引っ張られて連れてこられたのは
アコちゃんの部屋
指定されたイスに座ると
目の前はメイク道具がズラリと並んでいた
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作者名：よこざわ | 作成日時：2018年1月26日 23時
