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「2ヶ月ぐらい前……かな……。プリンが好きだって言った時の目が忘れられなくて、なんか、もっかい見たくて……。」
「明日会う約束してんの？」
「いや、約束とかはしてないけど。」
「え？じゃあいつ渡すの。」
「……明日。」
「……太輔酔ってる？飲みすぎた？」
「いや今日そんな飲んでねーよ。その子ほとんど毎日いるって言うし、俺が行く日は毎回いるし。」
「じゃあ連絡しといたら？明日来なかったら作った意味なくなるだろ？」
「……あ。」
連絡先交換してない……。
「どうしたんだよ。出会って2ヶ月経っても連絡先交換してないとか太輔らしくないじゃん(笑)」
「いや、だって、行くと毎回いたから……。」
「じゃあこうしよう。明日、プリン持ってって連絡先聞いて飯誘って告白する。分かった？これ、毎回太輔が俺に言ってることだからな。」
「………………はい。」
「よし。じゃあとりあえず作ろ。太輔、果物と生クリームある？」
「リンゴならあるけど流石に生クリームは(笑)ワタの家じゃあるまい(笑)」
「確かに(笑)」
それから渉に作り方教えてもらって
卵は白身が残らないように泡立たない程度に叩きながらかき混ぜろとか
カラメルは焦げない茶色になるまでとか
配分は8:2だとか
たまにわけわかんない専門用語言われて
分からず呆れられて
何やかんやで出来たら夜中の4時で
ソファに目をやったら渉寝てるし
「告白……か……。」
渉、俺、自ら砕けに行けるほどの度胸ないわ
悪い、告白のミッションは一生クリアできないかもしれない
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作者名：よこざわ | 作成日時：2018年1月26日 23時
