No.11 ページ15
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いい感じにお酒も進んできて、楽しくなってきた頃。フライドポテトを咥えながら、スングァンが「はい！提案があります！」と手を挙げる。
『提案？』
SG「恋バナがしたいです！」
MG「恋バナ？」
『どうしたの、スングァナ？酔っ払った？』
その言葉にスングァンは頬を膨らまして「酔ってない！」と言う。なにそれ、悔しいけど可愛い。
SG「僕ら、こういう話はしたことないじゃん？いつも仕事の話がメインでさ。って言っても全員でご飯行くのまだ2回目だけど。どうせなら、仕事じゃなくて、プライベートの話！しようよ！」
MG「いいじゃん、楽しそう」
『女子会のノリになってきた…』
SG「楽しいでしょ？ね？ウォヌもいいよね？」
WN「まぁ…」
ウォヌが小さく頷いたのを確認して、スングァンは「じゃあー…、どうしようかな。うーん」と悩んだ様子で私たちのことを見つめる。
SG「ちょっとつまんなさそうだけど、ミンギュから聞いとく？」
MG「ヤ〜！なんだよ、つまんなさそうって」
SG「だって絶対モテるでしょ。普通に見ても顔はカッコいい、背も高い。ちょっと抜けてるところもあるけど、それなりに性格だって良い」
MG「なんだろう、褒められてるはずなのに褒められてる感じがしないんだけど」
SG「正直遊んでそう」
MG「遊んでないわ！」
『そう、そうなのよ、スングァナ。正解！』
冗談混じりにそう言ったわたしの言葉にミンギュは「マジでさ…」と悲しそうに眉を下げて、深いため息を吐く。
MG「ちょっと、Aまでヤメて！？いや、マジで！遊んでないから！神に誓う！！…ってなんで俺、ウォヌにマジで否定してんだろ…」
WN「うん。俺もなんで俺に否定してきてるんだろうと思った」
MG「でも本当に遊んでないから！」
SG「今彼女居ないんだよね？好きな人は？」
MG「居ない………」
SG「えー、なにその煮え切らない返事！ヤダヤダ！」
MG「女子みたいな反応やめてくれない！？」
キャンキャンと子犬のように吠えてスングァンに噛み付きそうな勢いのミンギュをスングァンは無視して、「じゃあ、ウォヌは？」と今度はウォヌに質問を投げる。
WN「居ないよ。好きな人も、付き合ってる人も」
ウォヌのその言葉に何故か、深い安堵を覚えた。
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yz_dk_(プロフ) - むさん» む様 コメントありがとうございます！そう言っていただけて本当に嬉しいです。いつもと比べて少しゆっくりな展開になるかもしれませんが楽しんでいただけますと幸いです^_^これからもよろしくお願い致します！ (2023年1月7日 13時) (
レス) @page11 id: 20f64ffb2b (このIDを非表示/違反報告)
む(プロフ) - 新作おめでとうございます！主様の小説がやはり1番好きです、更新いろいろあると思いますがどれも応援しています！ (2023年1月3日 1時) (レス) id: cb9ba72967 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚紀
| 作成日時：2023年1月1日 12時
