No.10 ページ14
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(WN side)
配属先は営業三課だった。正直、人と積極的にコミュニケーションを取るのが得意な方ではないけれど、やってみると意外と楽しい。もちろんコミュニケーションの塊と言っても過言ではないミンギュやスングァンに勝てる気はしないけど。
SG「はい、乾杯〜！」
週に1回はスングァンとAがご飯に行っているのだとミンギュから聞いた。ミンギュは「幼馴染を取られた」なんて悲しそうにしていたから、自分も誘えばいいんじゃないかと提案したけど、「幼馴染の特権があるから、今はスングァニに譲ってるんだ」とよく分からないことを言っていた。
ミンギュは「ウォヌは？Aとご飯、行きたくないの？」とまたよく分からないことを言っていて、俺は返事に困っていた。そんな時、たまたま、本当にたまたま。Aとスングァンがご飯の約束をしているところが目に入って、ミンギュとそんな話をしていたからだろうか、気がつくと「俺も行く」なんて口走っていた。
スングァンの乾杯の音頭と同時にグラスがぶつかって、冷えたビールを一気に流し込む。
MG「あー！やっぱり労働後の酒は最高！」
『お願いだから今日は酔わないでよ』
MG「俺が酔ってたことある？」
『ある』
SG「あるね」
WN「ある」
MG「ヤ！みんなして！」
SG「こないだウォヌが連れて帰ってたよ。覚えてないだろうけど」
MG「え！そうなの！？」
WN「うん。Aが大変そうだったから、代わりに」
SG「…理由ってそれだけ？」
WN「うん？」
SG「ふーん…」
渋い顔をしてビールをちびちびと飲むスングァン。どういう質問だったのかよく分かっていない俺を無視するように「ほら、ウォヌヤ。美味しいご飯食べて」とスングァンはまだ渋い顔をしたまま勧めてきた。
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yz_dk_(プロフ) - むさん» む様 コメントありがとうございます！そう言っていただけて本当に嬉しいです。いつもと比べて少しゆっくりな展開になるかもしれませんが楽しんでいただけますと幸いです^_^これからもよろしくお願い致します！ (2023年1月7日 13時) (
レス) @page11 id: 20f64ffb2b (このIDを非表示/違反報告)
む(プロフ) - 新作おめでとうございます！主様の小説がやはり1番好きです、更新いろいろあると思いますがどれも応援しています！ (2023年1月3日 1時) (レス) id: cb9ba72967 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚紀
| 作成日時：2023年1月1日 12時
