ジェネハウス。#1

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side龍友

裕「どしたんやー？」

亜嵐の声が家中に響いて、裕太が様子を見に行ってくれた。




すると少しして、裕太が涼太の手を引いてリビングに来た。



裕「ごめん、涼太のこと頼んだ。隼がトイレ間に合わんかったらしい」

龍「え、珍し。最近できてたのに」

裕「なんか涼太がトイレの床に座り込んどったらしい」




はい？




龍「涼太、何してたん？」


とりあえず隼の着替えを取りに行った裕太から涼太を預かる。


涼「んー、っん、」

龍「なんやねん、ちゃんと自分で言い」



グズグズと何も言わない涼太に、イライラが募る。


それに加え、涼太はさっきから僕を見ていない気がして。

なんだか目線が合ってない気がしたんだ。






龍「ほんま、聞いとるんか？」

イライラがかなりピークに差しかかったとき。







メ「ごめん、ちょっといい？玲於、やっぱり病院連れて行きたくてさ。車出せる？」




メンくんが和室から顔を出してそう言った。



龍「ん、行けるで」


短く返事して、涼太と向き直って。



龍「もう知らんからな」



一言そう言って、玲於を抱っこするメンくんと一緒に車へ。




途中で思い出して、裕太にLINEで病院に行くことを伝えていつもの小児科へ向かった。



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-追加キャスト-

健二郎 : 小児科医

大樹 : 健二郎の弟・亜嵐の同級生

広臣 : 大学病院の医者・メンディーより2歳年上の幼馴染で、関口兄弟とは昔からの付き合い

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