ごー ページ8
一松side
「チッ
神具持ちだからって調子乗りやがって」
どこからかそんな声が聞こえる
「おい、
聞こえるぞ」
「だってよ」
「あいつらに刃向かったらどうなるかわかってんだろ?
落第はもちろん、この学園にすらいられなくなるかもしれないんだぞ?!」
「っ…!
…わかってるよ」
そう、俺たちに逆らったらこの学園にいられない
それが暗黙のルール
もちろん俺たちが作ったんじゃない
この学園の校長がつくったんだ
俺たちが魔法学教育委員会にこの学園でいじめられましたとでもいってみろ
この学園の存在事態がなくなることになる
そんなことを起こさないように教師達は目を光らせ、俺たちに刺激を与えないようにしている
でもそれ自体でイライラしてんだよね
「ほんっとううぜぇな
俺よりクズがこんなにも」
「やめろ一松」
立ち上がろうとするとおそ松兄さんは止める
「でも」
「お、出てきたみたいだぜ」
いつものような陽気な口調に変わる
「…そうだね」
再び席に座ると、方杖をつきながらそう言う
こんなにいちゃんでごめんな
おそ松兄さんの言葉に気づかないで
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作成日時:2017年2月2日 18時