にー ページ5
カラ松side
「チートぉ？
俺たち以外にいてたまるかよ」
おそ松が脱力したように椅子に腰掛ける
フッ確かに
「いや、ほんとにいるかもしれない」
チョロ松は動かしていたペンをとめ、自分専用のタブレットをいじりはじめる
同じ顔のbrother達がチョロ松のタブレットをのぞく
そこには今年入ってくる新入生のプロフィールと、新入生バトルのトーナメント表があった
「えーどの子？」
「押すなよトド松
えーと、確かこの子かな」
チョロ松がある少女をクリックする
「えーと、
なになに
白鳥A
属性 全て
全て？！」
「特殊魔法
One
two
three
four…」
「けっ
重力魔法
磁力魔法
実態変化
幻覚魔法…」
「神具！
チェーンリング！」
「魔力数8000？！
バカなの？！」
「いやーこれは
チートって言うレベルじゃないね
もう」
チョロ松は溜息をもらす
「ひえー
こりゃやべーな
こんなの」
俺らが行くしかないっしょ
おそ松はすくりと立ち上がり
無造作に置かれたローブに腕を通す
それを合図に他の兄弟達もローブを手に取る
「ちょろ〜
新入生バトルって今日だったよな？」
その瞬間
教室の雰囲気が変わる
もちろん、俺も
「そうですよ」
「そいつは何試合目？」
「えーと
3試合目
Cブロックですね」
「なら間に合うかー
よっしゃお前ら」
おそ松は教室の扉に手をかけ
「ちょっち先輩が見にいってあげようかね」
新入生バトルの会場へ向かった
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作成日時：2017年2月2日 18時
