【トリップ】ひとつ屋根のした４【名探偵コナン】

第４５話 ページ4

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昨日は疲れて寝てしまったので朝起きてから着ていく服を選ぶ｡
赤井さんはベッドに寝ながらその様子を見ていた｡


「スカートはやめておけ」
「じゃあハーフパンツですかね」
「そのジーパンにしろ」
「はーい」


ジーパンにタータンチェックのチュニック｡
昨日以上に露出が少ない気がする｡
そうだ､昨日快斗くんからもらった髪飾りつけていこう｡


「A､おいで」


服が決まったので赤井さんに誘われるままベッドに戻った｡
ぎゅっと抱き寄せられればリベンジしようと赤井さんの鎖骨に思いっきり吸い付く｡


「あっ､やっと付いた!」
「…そんなに俺に付けたかったのか?」
「やられてばっかりなので!」


赤井さんはいつも首隠してるから特に慌てないんだろうな｡
というか赤井さんが慌ててるところは見たことないや…
やっと付いた痕に満足していると赤井さんに口付けられた｡
唇はもちろん頬や額にもされてキスの嵐だ｡


「ん､どうしたんですか?」
「彼に会いに行かず"俺"と過ごさないか?」


珍しく赤井さんが誘ってくるのでとても嬉しい｡
一日中居れたら幸せだろうなぁ…
でも安室さんと約束してしまったので行かないのは失礼だ｡


「しゅうと過ごすのは嬉しいですが約束してしまったので」
「来週は土日に予定いれるなよ」
「はーい!時間ギリギリまでこうしてましょう!」
「いい考えだ」


ちゅっと頬に口付けられて来週が楽しみだ｡
そうだ…キスもしてもらってばかりじゃないか…
いや､でもキスはレベルが高い｡
顔見えるし恥ずかしい恥ずかしい…恥ずかしい｡
一人悶々していたら赤井さんが頭を撫でてくれる｡


「そんなに赤面するようなことしたいのか?」
「っ!ち､違います!違うんです!」
「説得力に欠ける」
「っ〜!」


赤井さんには敵わないな｡
赤い顔を隠すように彼の首筋に顔を埋めた｡


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