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「カァ!カァ!キメツ学園襲撃!竈門 炭治郎!竈門 禰豆子!我妻 善逸!嘴平 伊之助!桑島 獪岳ガ襲ワレタ!」
しまった!迂闊だった……
あの子達は、まだ会得していなかった筈だ……
「瞳葵 A!時透 無一郎!両名ガ加勢!」
A……無一郎……すまない。私の所為で……
「耀哉様!日輪刀は何方に!?」
日輪刀……此処にはない……刀鍛冶達の家にある
「瞳葵様の鴉が刀を……」
「あまね!地図を!」
A…すまない!今回こそは役に立ってみせる!
あの時、君を向かわせていたら、
君を失ったら、
何度謝っても赦されはしないだろう。君の、妹さんを
・
『御館様、お話があります。』
私が、被害を確認しようと、キメツ学園に行った時だった。
治療を終えたAが、私の元へ音もなく近づいて来た。
大事な話なのだろう。いつにも増して、真剣な表情をしていた。
「理科室で話そう」
丁度、近くにあった理科室に誘導した。
私が、他の子達に聞かれてはマズいと察したからだ。
『貴方は、今回の事を公表するつもりは御在りですか?』
鋭く、冷たい目。いつものAではなかった。
私の事を責めている様な、そんな目だった。
「唯の校長でしかない私が世の……」
『生徒に、です。』
生徒と、世間じゃあ違う答えになる。Aは、そんな事を思っている様に見えた。
「……先生達で話し合って決めるよ」
『結果は聞いていません。貴方様は、公表する気が御在りですか?と、聞いているんです。』
一歩ずつ此方に歩み寄る姿を見て驚いた。
血管が膨れ上がっている。全集中の呼吸をしている証拠だった。
「それは……」
『……もう結構です。御時間取らせてしまい申し訳御座いませんでした』
Aは一礼してから去っていった。
どちらが正しい答えなのか、分からなかった。
勘も働かない程、私は窮地に追い込まれていた。
Aに、協力して欲しかったからだろう。
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鬼滅からニーワークになってきとる... - きみさん、16話の夢主ちゃんが言っているセリフ?が「しのぶ姉さん」ではなく、「しのぶさん姉さん」なってますよ。(上から目線みたいですみません...) (2021年8月6日 21時) (レス) id: 91fa929b57 (このIDを非表示/違反報告)
澪凪(プロフ) - そっか、中間テスト…。私は五月末に終わったところです…。ちなみに高1だよ!七月になったらまた私はテストが…(絶対勉強さぼっちゃう人)頑張ってくださいね!! (2021年6月3日 0時) (レス) id: 279a2ef6a9 (このIDを非表示/違反報告)
S_t0606(プロフ) - 更新停止中?何故 なーぜぇ (2020年8月5日 21時) (レス) id: 3664f0360e (このIDを非表示/違反報告)
レーナ - 面白い小説を発見☆頑張ってくださいー (2020年7月9日 18時) (レス) id: c89295cbe6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:二見 | 作成日時:2020年6月30日 6時