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『昼ご飯も美味しかったー!』

「母さんが作ったんだもん。当然だよ」

『あれ何かデジャヴ?』


スポーツセンターから帰って来ると、三人分の昼食が用意されていた。喜んで食べると、当然の如く滅茶苦茶美味しかった。

有一郎の料理上手はお母さん譲りなんだね!という有一郎はクタクタで、箸を四回くらい落としていた。洗いに行く時はフラフラ。



『疲れてるみたいだし、三時まで寝よっか!』

「そうだね。流石に眠い」

「……おやすみ」

「『おやすみー!』」


有一郎はそそくさと二階に上がった。ちゃんと片付けはする辺り、育ちの良さを感じる。私と無一郎も食器を片付け、二階に上がる。

部屋に行くと、既に有一郎は夢の中で吃驚。初日からペース上げすぎたかな?まぁ、そのお陰で今から作戦会議か出来るんだけどね。



「……兄さん、どうだった?」

『いいんじゃないかな。流石、無一郎の兄って感じ』

「だよね……」

『……やっぱり、関わらせたくなかった?』

「……うん。兄さんには幸せなままでいてほしい」

『私達で幸せにしよう。幸せな世界に』

「……うん…!」


無一郎も疲れていたんだろう。暫くすると眠ってしまった。寝息が揃っているから、やっぱり双子なんだなと思う。

歳が離れていても似るものかな?私と海里(かいり)は似てなかった。性格も、容姿も、声も、顔も。得意なことなんか正反対で。

私が生き伸びると海里は死んだ。海里が成功すると私は失敗した。海里と私は対になる運命なんだ。



『私はこっち側……海里はあっち側……』


まだ確証はない。私の勝手な妄想だ。でもそれは、望んでいない時ほど現実になってしまう。

焦りと悲しみを抱えながら、無理矢理に瞼を閉じた。今日は希望を掴み取る夢を見たかった。







香ばしい匂いが風に乗ってやって来る。鼻を優しく包む様に、それは自然に香ってきた。

匂いに釣られて階段を降りると、テーブルに白い皿に乗せられたカップケーキとジュースが並べられていた。

何故か四人分ある。寝室に居なかった有一郎を探していると、キッチンから話し声が聞こえた。



「有一郎君なら直ぐ作れるわよ!」

「そうですかね……」

「えぇ!ミックスジュースとても美味しかったもの!」


テーブルに置いてあったジュースはミックスジュースらしい。二つとも出来たてなのかな?

そしてこの二つを作ったのは、有一郎と……



『……蜜璃ちゃん?』

「ん?……あら、Aちゃん!」

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鬼滅からニーワークになってきとる... - きみさん、16話の夢主ちゃんが言っているセリフ?が「しのぶ姉さん」ではなく、「しのぶさん姉さん」なってますよ。(上から目線みたいですみません...) (2021年8月6日 21時) (レス) id: 91fa929b57 (このIDを非表示/違反報告)
澪凪(プロフ) - そっか、中間テスト…。私は五月末に終わったところです…。ちなみに高1だよ!七月になったらまた私はテストが…(絶対勉強さぼっちゃう人)頑張ってくださいね!! (2021年6月3日 0時) (レス) id: 279a2ef6a9 (このIDを非表示/違反報告)
S_t0606(プロフ) - 更新停止中?何故 なーぜぇ (2020年8月5日 21時) (レス) id: 3664f0360e (このIDを非表示/違反報告)
レーナ - 面白い小説を発見☆頑張ってくださいー (2020年7月9日 18時) (レス) id: c89295cbe6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:二見 | 作成日時:2020年6月30日 6時

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