星空を飛んで

オールスター練習室 ページ22

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再評価が終わってから爆睡していた僕は誰がオールスターになったのかは知らない。



今日から、シグナルソングの撮影に向けて、またレベルごとに練習する日々が始まる。




「待って!?ゴヌギヒョン、僕まだ心の準備できてなくて…ほら、オールスターの服なんかキラキラしてて緊張するって言うか…」



「はーい、行くよー遅刻しちゃうから、ほら」



「いや、僕1スターのみんな以外とほとんど話したことないんですって！誰がいるかもわからないですし…！心の準備が必要ですよね!?」



「はいはい、着いたよ。」




まだ自分がオールスターだなんて自覚出来ていないのに。確かに遅刻したらいけないけど。まだ集合1時間前だし…自主練しなきゃだけど〜…。




「おはようございます！よろしくお願いします。」




オールスターの練習室。1スターと見た目はほとんど変わらないけど、なんだか緊張してしまう。




「おー！ハヌル！ハヌルだ！よろしくなー！！」



「えっと…クムジュンヒョンさん、ですよね？ヌヌナナの。」



「え！まじ！覚えてくれてるの！ゴヌガ！お前の弟可愛いな！俺好きだわ！」



「言っとくけど俺の弟だから。ジュンヒョンにはあげねーぞ！」



「俺だってかわいいかわいい弟おるもん！」




ゴヌギヒョンにもお友達ができたんだなー、なんて微笑ましい気持ち。口角が全力で上がって、楽しいが全開の笑顔をしてるゴヌギヒョンは見ていて幸せになれる。




「初めまして、直接話すのは初めてだよね？ケイタです。よろしくな！」




Ciipherの…元々YGの人だよね、なんだかすごい人だ。




「イハヌルっていいます。よろしくお願いします…。」



「人見知りやったりする？周りの環境ガラッて変わって大変やろから、なんでも言ってな！」




この人優しい。好きですケイタヒョン。




「俺もオールスターと3スターの子ら以外とは再評価前ほとんど喋らんだから新しく話せて嬉しいわ！ところでハヌルくんめっちゃ身長おっきいな！スタイルも抜群で！」



「あ、いや、ありがとうございます…？」




ぐいぐい来てくれる感じすごく助かる。年下の扱い慣れてんなー。すっごいケイタヒョンと話してると居心地がいい。あとこのヒョンすごい可愛い。ずっとニコニコしててなんだか頬が緩む感覚。




「あ、ケイタヒョンだけハヌルと仲良くなっててずるいです！」



「メテュヤ〜、ずるいとかないだろ〜？」



「だって僕もハヌルと話してみたかったんですもん！！」




けいたヒョンの後ろから少し舌っ足らずなこれまた可愛らしいヒョンがひょこって効果音がつきそうな感じで出てきた。

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