病の悪化 ページ22
前払い、そして彼奴の頼みも却下
私の身体が壊れていく気がした
「っ...薬...薬は何処に...」
薬を飲むのも楽じゃなくなってきた。血を吐くようになったし、歩けなくなってきている
「薬...!」
銀時「A、ケーキ持ってきたぞー」
「ごめん...今は帰って...悠平とグラセを...ってか全員だな...入れないでくれ...」
話を聞かなかったのか、おそらく三度目のドア破壊。
ああ、またお金が消える
銀時「悪化してるじゃねェか...!」
山崎「旦那ー!?何で不法侵入なんかしちゃって...」
銀時「早く病院に!血吐いてるんだよ!!!」
山崎「わ、わかりました!救急車呼んできます!」
悠平「医者が言うからには、あと二年だけ。寿命をハッキリ言ってくれたから少しはいい」
グラセ「...心中、頼みづらいなあ。」
悠平「貧血だけじゃない。もっと大きな病が進行していた...暫くはこのままだよ」
"全員入れるな"
俺はその言葉を無視して、勝手に入った。でもその時に微笑まれた気がした
彼奴も全てわかっていたかもしれない。自分の死期はすぐそこにあるのだと
銀時「治せないのか...?」
山崎「病がなんなのかわかりませんし、わかったとしてももう治せません。初期状態なら治せた筈なんですけどね」
ソーン「お兄様...」
アダム「...ソーン、グラセとここにいろ。テロは俺一人で止める」
ソーン「はい...わかりました」
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作者名:琲世 | 作成日時:2019年3月14日 10時