【d!】天才は自分の姿を隠す3

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Aside

sn「まぁ、あの魔物に射った矢…【聖大魔法】かかっとったし、あの歌声はAちゃん以外居らんからなぁ〜」

ni「服装は違えど、ベールで顔を隠してるところは変わってへんしな。…………………にしても綺麗な歌声やったなぁ………」

『そう………ですか』

sn「んふふ、Aちゃん照れてる〜」

『うぅ、………私お茶淹れてきますね!』

あ〜恥ずかしい

あんなに褒められると照れるよ





ふぅ、紅茶淹れよう

今日は………アップルティーにしよう

ちょうどアップルパイを作ったし

【収納】から茶葉、ティーセット、アップルパイ、食器を取り出し、鍋に水を張り火にかける

それから、アップルパイを切り分けお皿にのせる






よし、出来た

トレーに乗せ運ぶ

sn「わぁ〜アップルパイやぁ。うまそうやな」

『アップルティーと一緒にどうぞ』

sn「いただきます〜」

ni「いただきます」







sn「やっぱAちゃんの作るもの美味しいわぁ〜」

『ふふ、良かったです』

そう言えば気になってたことあるから聞いてみようかな

『………先週の魔物って何処から来たんでしょうか』

ni「あぁ、…この学校の裏にある森らしいで」

『そうですか…………』

sn「何か気になることでもあるん？」

『…………この学校に通う前、私は学校周辺に【聖大魔法】の浄化を施して瘴気を全て消し去ったはずなんです。なので瘴気に呑まれた魔物が出るのは可笑しいです』

だいぶ強力な浄化を施したはずなのに一体何故

仮に出たとしても、完全に瘴気に呑まれてるのは

絶対にあり得ない

ni「それは可笑しな話やな」

sn「ん〜……誰かが意図的に魔物を呼び込んだってこと」

『その可能性が高いですね』

ただ、何故そんな事をしたのか

その理由がわからない

一体、どんな理由で

どんな方法で

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