曲の中には物語が【WT】

ケッペキショウ(きり×ぶる) ページ28

-きりやん-
いらない。

汚い感情なんてもう。

いらない。

嫌な思いなんて。

人は誰も幸せとかを求めすぎて汚い。

『人それぞれ違う』なんて言う。

ぶ「人それぞれなんだから良いんだよ」

都合良くなれば今度は『人は皆…』っていうんだ。

だから、教科書を書き換えてよ。

教科書には、人それぞれ違うって書いてあるんだから。

俺ら寂しいって言葉吐いては分かり合えたふりしてるだけでほんとは満たされることを愛と勘違いしてる。

ぶ「きりやん！」

ほんと、何もわかっちゃいないな。

駄目だったんだ、人類は。

もう手遅れなのに。

どうなったって本能は都合良く波長を合わせていくんだ。

汚れちゃった感情に心はもう石のよう。

もう汚い。

きり「触らないで」







さっきっから悲しい話ばっかり。

どうゆうつもり？

茶化し冷やかし飽きたらもう笑いは無しなんておかしい。

俺らはいつも欲に毒されて、手に入れてはすぐに飽きて放り出して。

そして次のおもちゃを見つけて言うんでしょ？

ぶ「君しかしないんだ」

ほら。思った通り。

やっぱそんなもんじゃんか。

所詮人間なんて利己主義。

俺らだってそうだ。

汚い色に染まっていくんだ。

冷めきったみたいなんだ…

偽善なんてもう見たくないし…

だからいっそ泣いたって

きり「もう近づかないでよ…」






きり「夜は溢れる希望を描いて…朝は光る希望抱いて…清く正しく前向いていればいいんでしょ…？」

ぶ「きりやん…」

『まってそんなに無理しないで！』なんて言ってくれる人なんていない。

こんな想いは何回目だろう。







俺、綺麗好きだなぁ。

もう、何もかも見たくないもん…

ﾀﾋにたいよ。

ぶ「きりやん、大丈夫？頼ってね？」

駄目だった、んだ人類、は…

それはもう、手遅れなの、に…

エゴばっかの世界、なんて呼吸も、しずらいな…

誰だ、って分かって、たんだ…

自分勝手、だって価値、なんて…

だから口、塞いじゃって…

ぶ「きりやん、友達で居よう？」

きり「はぁ…」

俺はぶるーくを無視して学校の屋上へ向かった。

鎖の少女(全員)※シャークんメイン→←そこに命はありますか(スマ×きん)

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