曲の中には物語が【WT】 (ページ26)

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君が飛び降りるのなら(なか×きり) ページ26

-なかむ-
な「いきなり言い出してごめんね？

ちょっとだけそのまま聞いててね！

本日お伝えしたいのは、とっても大事な君の事！

出会った日は覚えてないけど、なんでも知ってるつもりだよ？

君の長所は面白いとこ！でも中二病がひどい！」

な「君が飛び降りるのならば俺は笑って一緒に飛び降りるよ！止めてくれると思った？俺らの絆を見くびるな！」

きり「じゃあ、手を繋いで落ちよう？地面めがけてピースしよう？」

な「そういえば、何かを忘れているような…あぁ！そうだ！見たいアニメがあった！やっぱり飛ぶのあとでしない？」

きり「しょうがないな」

君に出会ってからというもの、全てなんだかおかしくなった。

占いなんて信じていなかったけど、たまには良いと思えた。

変な音楽に触れて、変なマンガも沢山読んだ。

な「君が飛び降りるのならば俺は、君よりも先に飛び降りる！説得されると思った？俺の馬鹿さを甘くみるな！」

きり「なかむ、明日なかむが好きなアニメの最終回やるってさ」

な「嘘！明日それ見なきゃこの世界にさよならできないじゃん！！」

きり「飛び降りる前の確認事項ね。ガスの元元栓閉めた？窓の戸締りは？」

な「大丈夫！ハードディスクを叩き割るのは勿体ないからやめたけど」

きり「よし、飛び降りるか」

な「君が飛び降りるのならば俺は笑って一緒に飛び降りるからね！」

きり「次に俺らが会う世界でもこんな風になれたらいいね」

な「生まれ変わったら何になるか調べてみよ！君は玉ねぎ、俺はタイヤ。え？やっぱり飛ぶの今度にしない？」

本当に飛べる日目指して、もうちょっとだけ一緒にいようね！