星七つ、完デレvs天然 ページ11
…シーザーさんが
(また)家に来たよ！
この間とそれほど
日にち開いてないと思うのだけど…。
意外に副社長って暇なのかしら。
そんなことないよね？
貴女「シーザーさん、おはよう！」
シーザー「…、おはようA」
シーザー“さん”って言った瞬間に、
シーザーさんが少し嫌そうな顔をした。
シーザーさんは あくまで呼び捨て希望らしい。
無理だけど。
貴女「ねぇねぇ、お祖父ちゃん知らない？」
シーザー「あぁ、JOJOなら
財団に呼ばれて行ったぜ」
貴女「財団？…お仕事？」
シーザー「まぁ、そんな所だ」
貴女「わ、っ！」
わざわざしゃがみ込んで視線の高さに
合わせてくれていたくれていたシーザーさんは、
私を軽々と抱き上げた。
しかも片手である。
もう一度言おう、片手である。
貴女「シ、シーザーさんっ！」
シーザー「そう怖がらなくてもいいさ、
落とさないから」
そういう問題⁉
何処を掴もうか苦心して、
最終的にシーザーさんの首にしがみ付けば、
彼は楽しそうに笑った。
シーザーさんがご機嫌だ。
貴女「…あ、シーザーさん。
ずっと思ってたんですけど」
シーザー「ん？」
貴女「どうしてお祖父ちゃんのこと、
JOJOって呼んでるんです…じゃなくて、
呼んでるの？」
うっかり敬語で話そうとすると、
一気にシーザーさんの目が冷たくなって。
割と真面目に生命の危険を感じた。
…いや、本人
そんなつもりじゃあないんだろうけど…。
シーザー「まぁ、単純な事さ。
“ジョ”セフ・“ジョ”ースターだから、ジョジョ。
それだけの話だ」
貴女「あっ、あともう一つ！
何でシーザーさん、お祖父ちゃんにタメ口なの？」
シーザー「同い年だからな」
貴女「あー、成る程………ぅん？」
…同い年？
え、絶対嘘だよ絶対違うよ。
シーザーさん二十代でしょう。
お祖父ちゃんは、
…うーんと、五十か六十代ぐらい。
え、今日ってエイプリルフールだっけ？
シーザー「ッハハ、そうか、
JOJOの奴まだ言ってなかったのか！」
貴女「え？
え、だって、…え？」
シーザー「丁度いい、
A、そこで待っていてくれ」
貴女「え、あ、うん」
障子を開け廊下に出て、下に
丁度置いてあった下駄を履いて
シーザーさんは表へ出た。
そして、
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作者名：me* | 作成日時：2016年11月26日 23時
