114：オレンジくん ページ22
▽．
「A。烏野さんが着いたらしい。迎えにいってくれ」
『はい』
監督の指示を受け、烏野を案内しに行く
飛雄くん元気かな？
私は選手やめちゃったし、ちょっと気まずいかも
．．．飛雄くんって、そういうの気にしなそうだし大丈夫か
『遠路はるばるお越しいただきありがとうございます』
「いえ、こちらこそお誘いいただきありがとうございます。．．ええと、マネージャーの方ですか？」
『はい。荷物置き場までご案内します』
なんて、烏野の監督さん？との挨拶を終え、選手の方に目をやる
飛雄くんと．．．
『叶歌ちゃんの彼氏．．』
いつの日か見た、坊主頭の子を見ながら言う
「か、彼氏？！て、なんで叶歌のこと知ってるんデスカ．．」
顔を赤らめながら徐々に声を小さくしていく坊主くん
『叶歌ちゃんとは、友達で．．．って、私たち一回春高ね時にあってるんですけど．．』
そう言うと、え そうだっけ？というような顔をする坊主くん
自分は覚えてるのに、相手からは認知されてないのってかなりショッキングなんですが．．．
え、私そんなに存在感なかった？？
と、心の中で自問自答していると、さっきから(私の自意識過剰じゃなければ)こちらを見つめていたオレンジ髪の子が声をあげた
「ああっ！！あのときの！」
え、あのとき？
今度はこちらが首をかしげる番で
このオレンジくんはあれだよね、確か飛雄くんの相棒の
ええと、なんて名前だっけ
．．．確か、ひ、ひな
あ、そうだ日向くん
なぜ私が彼の名を知っているのか
それは、飛雄くんや師匠から聞いていたというのもあるが、一番はアレが大きい
“途中退場の子”
自分もそうであったからか、なんとなく仲間意識が芽生えちゃって
彼のことはよく知っていた
『あ、あんときのことか』
確か私、彼に話しかけたんだっけか
「(あれ、この人確か凄い選手？なんじゃなかったっけ？？)」
そう思われてるなんてつゆ知らず、私は案内を続けた
飛雄くんが何か言いたげにこちらを見ているけど、今選手やめた理由とか話すと雰囲気悪くなっちゃうから気づいてないふりしとこ
ちなみに．．．
『あーっ！！君が例の“クソウザメガネ”くんか！』
師匠がいつも言ってる呼び名そのままで読んだら
「は？」
なんだこいつ、みたいな目で見られた(当たり前)
私あんなに冷たい視線向けられたの二回目．．．(１回目はどっかの双子の片割れ)
．
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 646人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
初月(プロフ) - ユキナさん» ありがとうございます！！更新がんばります！ (2022年2月9日 17時) (
レス) id: d18d3b542f (このIDを非表示/違反報告)
ユキナ(プロフ) - 最初から読み始めておもしろくてすぐ読んじゃいました！！更新頑張ってくださいね！ (2022年2月5日 23時) (レス) id: fcc38ebda0 (このIDを非表示/違反報告)
初月(プロフ) - おもちさん» えぇ．．．嬉しいです(泣)ありがとうございます！頑張ります！！ (2021年9月28日 17時) (レス) @page24 id: 35c19a5e2a (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - この作品ちょー好きです！！これからも応援してます！！ (2021年9月24日 20時) (レス) @page21 id: 0550ba15c4 (このIDを非表示/違反報告)
初月(プロフ) - 凛／月影／霖さん» ありがとうございます！！ここからの展開はもう決めてあるので、どんどん更新予定です！ (2021年8月20日 11時) (レス) id: 35c19a5e2a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：初月 | 作成日時：2021年8月17日 9時
