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25話 ページ27

『ブルーク!
 出かけるわよ!
 はやく来てちょうだい!』


玄関で急いでブーツの紐を結びながら、家の中にいるブルークに向かって叫ぶ。

すると先ほどまで寝ていたのか、まだ瞳が開ききっていないブルークがノソノソと階段から降りてきた。


ゆっくり移動するブルークに焦りを感じて、膝立ちで家の中に入ってブルークを抱き抱える。

ブルークは間抜けな声を出したがそのままフリーズして抵抗する素振りはなかったため、急いで箒に乗って家を出た。




〜inルヴェル邸〜

(ガンゴーン)


ゴブリン「おやA様。
 随分と息を切らしているようですが、
 どうかなされましたか…?」

『はぁ…いいえッ…なんともないわ…!
 ただ…はぁ……遅刻しそうになっただけよ。』

ゴブリン「作用でございますか。
 ただいま門を開けますので、
 ごゆっくりなさってください。」

『はぁ…はぁ……ありがとう、。』


ブルークを小脇に抱えたままだったから、何度バランスを崩しそうになったことか…。







シャ「いらっしゃいA!
 …って!どうしたんだい?!」

『いやあのね…
 約束の時間に間に合わなそうだったから、
 急いで来てしまって…。』

シャ「Aにしては珍しいね…
 昨日の晩に、そんなに
 疲れるようなことでもしたのかい?」

『うーん…
 特に心当たりはないけど、
 今朝は寝坊してしまって
 起きたのがお昼頃だったわ…(苦笑)』

シャ「ふぅん。まぁなんにせよ、
 Aはアタシの大親友なんだ。
 少しの遅刻くらいじゃ怒りゃしないよ。」


そう言って、シャーロットちゃんは私の頭を乱暴にわしゃわしゃと撫でた。

よかった、怒ってないみたい。



シャ「少し休憩してから作業を始めるとしようか。
 お茶を用意するから、テラスで少し休もう。」


ありがとうシャーロットちゃん…( ;∀;)





テラスで座って待っていると、紅茶とお菓子が運ばれてきた。

紅茶のいい香りと、お菓子の甘い香りで、大きなお腹の音が鳴ってしまう。

そういえば、昼頃に起きたから朝食はもちろん、そのまま家を飛び出したからお昼はココアを数口しか飲んでいないのであった。


シャ「アッハッハッハッハ!!!!
 なんだいA、
 まさか急いで来たって言ってたけど、
 食事も取らずに来たわけじゃないだろうね?」

『………ハイ…。』

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

体調が回復したので更新再開します!!

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紫苑 - あざす泣 (2023年3月12日 11時) (レス) @page13 id: b2c2939cca (このIDを非表示/違反報告)
千代(プロフ) - 紫苑さん» ありがとうございます!中学受験、ご無理のないように。 (2023年3月12日 11時) (レス) id: 9c62fba3a8 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑 - 最高!中学受験辛いので生きがい泣 (2023年3月12日 11時) (レス) @page5 id: b2c2939cca (このIDを非表示/違反報告)
千代(プロフ) - カスタードさん» ありがとうございます!!モチベ上がったし、今日でテストが終わるのでいっぱい更新します!応援ありがとうございます!!😭 (2022年11月28日 15時) (レス) id: 9c62fba3a8 (このIDを非表示/違反報告)
カスタード - 応援してます!最高すぎてやばい (2022年11月28日 11時) (レス) @page33 id: 9df188f843 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:千代 | 作成日時:2022年5月31日 13時

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