２２話 ページ24
いつも通りの時間に、目が覚める。
いつも通りの天井。
いつも通り、窓から差し込んだ光。
ただ一つだけ、いつも通りじゃない。
私の隣で、私を抱きしめるような体制で、気持ちよさそうに寝ている大きな男性。
ブルークだ。
いつもは私の足元で丸くなって寝ているのだけれど、今朝は人の姿で寝ている。
私には男性経験が一切ないため、ブルークだとわかっていても顔が赤くなってしまう。
私はブルークの主人でありながら、ブルークが何者なのか知らない。
もしかしたらブルークは、私を食べてしまうかもしれない。
そう思えてしまい、今はブルークが少し怖い。
私はブルークを起こさないように、そっと彼の腕の中からから抜け出す。
朝の身支度を済ませてポストを見に行くと、新聞とポーションの依頼、そしてシャーロットちゃんからの手紙が入っていた。
シャーロットちゃんの使い鳥が運んできてくれたのかな。
リビングでココアを飲みながら手紙を開く。
手紙の内容は、今日のお昼ごろにまたブルークの種類を調べたいから屋敷に来てほしい。
とのことだった。
手紙をしまい、新聞を開いて読み始める。
［〇×町内で魔法事故発生］
［△□マジックストーン 魔法石が今だけ10％オフ!!］
［今日のラッキーマジック占い］
［違法実験施設の発見。
実験体の一匹が、レイニー州内を今も逃走中。
目撃情報求む。］
『レイニー州ってここじゃない…。
物騒ねぇ…。』
ココアを一口すすってそう呟く。
「何が物騒なの〜？」
『きゃあ？！』
いきなり後ろに重みが加わった。
どうやらブルークが起きてきたようだ。
『っ…おはようブルーク……』
Br「おはよぉ〜♪」
『人の姿のままなのね…。』
Br「ん〜…
Aちゃんは猫の姿のが良い？」
『そうね。
今のブルークは…少し怖いわ。』
Br「あはは〜ｗ
そんな怯えなくたって食べたりしないよｗｗ」
『誰だって未知のものには怯えるわ。』
私がそう言うと、ブルークは気に食わないといった様子で口とがらせて拗ねた。
そんなブルークをよそ目に、また新聞を読み始める。
Br「ねぇ僕の朝ご飯は〜？」
『申し訳ないけど、キャットフードしかないわ。』
Br「え〜……僕お腹すいた〜！
あっそうだ！
Aちゃんを食べればいいじゃん。」
？…………
ブルークの言ったことが理解できず固まっていると、読んでいた新聞がブルークに取られた。
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紫苑 - あざす泣 (2023年3月12日 11時) (
レス) @page13 id: b2c2939cca (このIDを非表示/違反報告)
千代(プロフ) - 紫苑さん» ありがとうございます！中学受験、ご無理のないように。 (2023年3月12日 11時) (レス) id: 9c62fba3a8 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑 - 最高！中学受験辛いので生きがい泣 (2023年3月12日 11時) (レス) @page5 id: b2c2939cca (このIDを非表示/違反報告)
千代(プロフ) - カスタードさん» ありがとうございます！！モチベ上がったし、今日でテストが終わるのでいっぱい更新します！応援ありがとうございます！！😭 (2022年11月28日 15時) (レス) id: 9c62fba3a8 (このIDを非表示/違反報告)
カスタード - 応援してます！最高すぎてやばい (2022年11月28日 11時) (レス) @page33 id: 9df188f843 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千代 | 作成日時：2022年5月31日 13時
