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17話 ページ18




シャ「スカーレット!!」


シャーロットちゃんが咄嗟に叫んだ。
すると、スカーレットは静かに、













箒から飛び降りた。



『え?!
 シャッ、シャーロットちゃん?!
 スカーレットも落ちちゃったわ?!』

シャ「心配ないさ!見ときな!」


シャーロットちゃんは少しだけ速度を落としたが、それでもまだ速い。

焦る気持ちもありながら、後ろのスカーレットとブルークを見つめる。


スカーレットが前足と後ろ足でブルークを捕まえた。

すると、次の瞬間、


スカーレットの背中から羽が出てきた。


私が『え?え??』と困惑してると、


シャ「Aには言ってなかったかな?
 スカーレットは“ドラゴンキャット”なんだ!」

『え?!あ、だから赤いのね!』


“ドラゴンキャット”とは、その名の通りドラゴンの性質を持つ猫のことだ。ドラゴンキャットは希少で、しかも荒っぽいため、それを手懐けるシャーロットちゃんはとてもすごい。
っていうか、能力持ちの猫が希少だから、それも相まってすごい。

スカーレットの場合は、ファイアードラゴンの性質を持ってるらしく、庭で遊んでいたら火を吹いて庭木を一本焼かれちゃったんだとか。



スカーレットはブルークを抱えて私たちのところまで戻ってきて、私とシャーロットちゃんの間にブルークを下ろした。

ブルークは目が回っているようだ。


『ごめんなさいねブルーク…
 ママがしっかりしていれば、
 こんなことにはならなかったわよね…』


これからはブルークのためにも、私がしっかりしなくちゃね。

そう思いながら片手にブルークを抱えて、もう片手でシャーロットちゃんの腰に手を回せば、シャーロットちゃんはまたスピードを上げた。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


なんとか遅刻ギリギリで間に合った。

私とシャーロットちゃんはお互いの席につき、目を合わせた後吹き出し、大笑いした。
周りの子が奇妙な物を見る目で着てたけど、そんなの気にならなかった。




『あ、ごめんなさい。
 私ちょっとお手洗いに行ってくるわ。』


次は移動教室だ。わたしは上記のようにシャーロットちゃんに伝え、シャーロットちゃんは次の授業の先生に用があるからと私たちは別れた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

私と仲良い人同士が修羅場ってると、どうも心が痛くなります。
やはり人の幸せを分けてもらう方法が1番幸せを感じますね。

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紫苑 - あざす泣 (2023年3月12日 11時) (レス) @page13 id: b2c2939cca (このIDを非表示/違反報告)
千代(プロフ) - 紫苑さん» ありがとうございます!中学受験、ご無理のないように。 (2023年3月12日 11時) (レス) id: 9c62fba3a8 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑 - 最高!中学受験辛いので生きがい泣 (2023年3月12日 11時) (レス) @page5 id: b2c2939cca (このIDを非表示/違反報告)
千代(プロフ) - カスタードさん» ありがとうございます!!モチベ上がったし、今日でテストが終わるのでいっぱい更新します!応援ありがとうございます!!😭 (2022年11月28日 15時) (レス) id: 9c62fba3a8 (このIDを非表示/違反報告)
カスタード - 応援してます!最高すぎてやばい (2022年11月28日 11時) (レス) @page33 id: 9df188f843 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:千代 | 作成日時:2022年5月31日 13時

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