検索窓
今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:13,009 hit

16話 ページ17



(チュンチュン…)


ん…
もう朝かしら…。

起き上がると、同時に目覚ましが鳴る。
ブルークはまだ起きてないみたい。


洗面台に行って顔を洗い、朝食を作る。
今日は目玉焼きとチーズを乗せたトーストだ。

ブルークの分の朝食を小皿につぎ、自分の朝食を食卓に置く。

匂いに釣られて起きたのか、いつのまにかブルークが私の足元にいた。


『おはようブルーク。
 今日は学校に行くわよ。』

Br「ぅにゃ?」

『ふふふ、今日も可愛いわね。』


寝起きだからか、変な声で鳴く。可愛い。

ブルークに朝ごはんをやり、自分も食べる。
まだぼーっとしている頭で出かける支度を終え、時計を見る。
まだ出発までには時間があるため、本を読む。
読んでる最終にブルークが膝の上に乗ってきた。

甘えん坊さんね。





(ドンドンドン!!)


『わぁっ!はいはい!今行きます!』


勢いよくドアが叩かれた。

大きな音に驚いたようで、ブルークはビクリとはねて私の膝から転げ落ちた。
私は驚きながらも、急いて本を畳んで玄関に向かう。


『どちら様ですか?』

シャ「A!アンタ時計は見たのかい?!」

『え?』


急いで時計を見ると、もう出発時間を過ぎていた。
本に夢中になっていて気づかなかったようだ。

それよりも急がなくちゃ!

鞄と箒と杖を持って、ブルークを抱えて急いで家を出る。


シャ「Aにしては珍しいじゃないか。
 やっぱり昨日のこと、気にしてるのかい?」


「昨日のこと」というのは、ディアゴさんの一件のことだ。


『ううん。本を読んでいただけよ。』

シャ「そうかい。まぁいい!
 乗りな!アンタの速度じゃ遅刻しちまう!」


頷いてシャーロットちゃんの箒にまたがる。


シャ「しっかり捕まってな!ぶっ飛ばすよ!!」


そう言った瞬間、ものすごい勢いで箒が飛ぶ。
スカーレット(シャーロットちゃんの猫)は慣れているのか、バランスをしっかりとって箒に乗っている。

ブルークは大丈夫かしら…

振り返ると、箒の末端に今にも落ちそうな状態で必死にしがみついていた。


『ブルーク!今助けるわ!』


そう言って手を伸ばす。



しかしその手は空を切った。

ブルークが捕まってた藁がちぎれ、ブルークが落ちてしまったのだ。


『ッシャーロットちゃん!!
 たいへん!ブルークが落ちたわ!!』

シャ「?!
 スカーレット!」


地面まではとても離れている。












ここから落ちたら命はないだろう。


例え、猫であっても。

17話→←15話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (44 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
116人がお気に入り
設定タグ:WT , Broooock , 夢小説
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

紫苑 - あざす泣 (2023年3月12日 11時) (レス) @page13 id: b2c2939cca (このIDを非表示/違反報告)
千代(プロフ) - 紫苑さん» ありがとうございます!中学受験、ご無理のないように。 (2023年3月12日 11時) (レス) id: 9c62fba3a8 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑 - 最高!中学受験辛いので生きがい泣 (2023年3月12日 11時) (レス) @page5 id: b2c2939cca (このIDを非表示/違反報告)
千代(プロフ) - カスタードさん» ありがとうございます!!モチベ上がったし、今日でテストが終わるのでいっぱい更新します!応援ありがとうございます!!😭 (2022年11月28日 15時) (レス) id: 9c62fba3a8 (このIDを非表示/違反報告)
カスタード - 応援してます!最高すぎてやばい (2022年11月28日 11時) (レス) @page33 id: 9df188f843 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:千代 | 作成日時:2022年5月31日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。