various 6 〜final story〜

your side ページ6

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今日は龍友、亜嵐から好きだって言われた…

これで、5人もの人に告白された事になった。。









「…何これ。現実？」









そんな問い掛けを一人部屋の中で呟いても、音楽番組の音ですぐにかき消される…


まさか、こんな事になるなんて……

あの日誰が私の事を好きになるなんて思う？
何の取り柄もない、こんな普通の女を…
私なんかを……









「はぁ……」









隼は、温かい笑顔でいつも包んでくれる。
いつも私の心を温かくしてくれる。
隼が居なきゃ笑えない日は沢山あった…



玲於は、唯一の元カレ。
あの日々の思い出達も、玲於とだから今は胸を張って宝物だって言える…



涼太は、いつだって優しく接してくれる。
私を誰よりも一番女の子らしく扱ってくれる。
本物の王子様みたい…



龍友は、ふざけてだとしてもいつも私に気持ちを伝えてくれる。
私がどんなに冷たくしたって、いつだって私が一番好きだって言ってくれた…



亜嵐は、私が泣きたい時にいつも気付いてくれた。
心の彼氏なんて、初めて言われたけど
亜嵐だから嬉しかった…








みんなが大好きで、みんな大切で。。

一番なんて決められないけど…
決めたくないけど…









……だけど、私









…………多分、前から分かってた。
…………知らないふりしてたんだ。









ーpururu









「…もしもし」


裕太『あいー。えらいくらーい声やな』


「ねぇ、裕太…」


裕太『んー？』


「…誰か一人を選ぶってさ…他の人達と距離を置かなきゃいけないって、事じゃないよね？」


裕太『当たり前やん。そんなんされたら他の奴ら店辞めるんとちゃう？』


「…」


裕太『Aは今まで通りでええ。Aの心の中に居るソイツも、絶対そう思ってるから』


「そう、かな…」


裕太『100%で言い切ったるわ！中務さんを信じなっさぁ〜い！』


「うん…信じる」


裕太『何？まだ問題解決してへん？』


「やっぱり…みんなに返事するの、ツラくて…」


裕太『ま、そうやろな。けど、返事待っとる今の方が辛いかも分からんやん』


「…確かに」


裕太『頑張れ！お前に男が出来ても、俺は一番の心友だぜぃ！』


「……くさっ」


裕太『おいっ！(笑)』









照れ隠しでそんな事言っちゃったけど、

本当は電話を耳に当てたまま、涙が止まらなかった。

ありがとう、裕太。

みんな頑張ってくれたんだから、私も頑張るね。

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