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おそらくこの状況は
大荷物を持って電車に乗ったAがうっかり寝過ごしちゃって
窓の外の自分の社が遠くなっていく所を落ち込みながら見てるところだな、うん。
つーか、なんなのよ、その荷物の山。
膝の上にでっけえ一山。
膝の間にずっしり詰まった紙袋。
仕事中、書類で鍛えてる訳？つーくらいの量で
きっとこれを両手に抱えて歩き回っていたことは簡単に想像がつく。
決してでかくはない、どちらかというと華奢な部類のナリなのにそりゃ疲れるわ・・・
「A？」
突然名前を呼ばれてニワトリみたいに頭をびくっとさせて
あなたを見てるとホント、飽きないんだわ(笑)
「あ・・・ニノ・・・」
「おはようございます、Aさん(笑)」
「お、おはようございます・・・？」
まだ寝ぼけてんのかな？それとも乗り過ごしたショックを引きずってんのかな？
いつも以上に鈍いAを見てるだけで頬が緩んでくる。
「もう起きた？」
「・・・へ？」
「もうすぐ駅着くよ？
会社、戻んないとだろ？」
「わわっ！そうだ！！」
慌てて手に持ったカバンをひっくり返しそうになってひとりであたふたしてやんの(笑)
「ほら、行くぞ？」
Aの膝の間のでっけえ紙袋を掴んで
ついでにまだ寝ぼけてそうなAの腕を引っ張ってやって
「すいませーん、次降りまーす」
きゅうきゅうの車内を早めにドア付近まで移動する。
「ニノ・・・まだ駅に着いてないよ？」
「あのね、次の駅は客が少ないからすぐにドア閉まっちゃうの。
お前の鈍足だとぜってー間に合わねーの。わかった？」
ね？
俺、デキるオトコなんだよ。
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あびあ(プロフ) - にのみぃさん» にのみぃさん、コメントありがとうございます。面白いと言っていただけてすごく嬉しいです！只今、絶賛下書き中です。できるだけ早く続きを読んでいただけるよう頑張りますね。これからもおつきあいの程をよろしくお願いします<m(__)m> (2015年12月27日 21時) (
レス) id: 4cb8e8d5d1 (このIDを非表示/違反報告)
にのみぃ - こんにちは!Make a Wishとても面白いです!!早くにのちゃんの恋が実ればいいなと祈っています…笑 毎日ｷｭﾝｷｭﾝしながら見ています(^-^)/ 更新楽しみに待っています!頑張ってください! (2015年12月27日 8時) (レス) id: b95dd47330 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あびあ | 作成日時：2015年12月11日 21時
