番外編___ ページ9
ーー
「寝てたのにごめんねぇ、…ってか久しぶり!!
見ないうちに…う〜んと何か変わった?」
『…お久しぶりです。』
初めて出会って以降任務に没頭して会う機会が全く無かった爆風、
確か名前は____
「朝っぱらから寝込みを襲うなんて大胆じゃない、ニコラシカ。」
「え、ネグちゃんに気なんてないよ!?」
そうだ、ニコラシカだ。
ん?今教えてくれたのって…
「相変わらず酷い顔してるわね、ネグローニ。」
『待ってぼくの部屋ってセキュリティ設定されてないの?』
「見てご覧なさい、ちゃんと設定されてるじゃない。私の指紋が登録済みなだけよ。」
扉に寄りかかるプラチナブロンドの言葉に耳を疑う。
「大丈夫だよ、ネグちゃん!何も襲いかかろうとしてるわけじゃないし!第一滅多に来ない上階だもん、心配はいらないよ!!あ、うちの指紋も登録しといたし!!」
『ぼくにだってプライバシーはあるよ!?!?』
ヤバい仕事をしてると何でもありになるのかここは。
「…帰国したとは聞いたけど、まさか本当にここで会えるとはね…。
こんな埃まみれの所、わざわざ出向いた甲斐があったわ。」
『ほこっ!?』
「一応ネグちゃんは“こっち”の新入りだからねぇ。
先輩として、本軸で埋もれてないか心配だった訳よ!!」
…“こっち” “本軸”…?
聞きなれない言葉に疑問が生じる。
帰国したってことは…この見ない期間は海外任務だったとか……?
「確かに、彼の手駒だとしても…アンタ達のコードネームはこっち方式じゃない。
大体、“そっち”に廻す気はないんでしょう?」
「そうなんだよねぇ、ボスなりの心遣いだよきっと。
うちはともかくネグちゃんは連れてけないよねぇ
相変わらず朝から晩までドンパチなのは変わってなかったしさ」
「ものは試しようじゃない?案外そっちの可能性だってゼロじゃないはず…。
あぁ、そう言えば…良く生きて帰ってこれたわね、おめでとう。
いい加減くたばるかと思ったけど生きててくれて嬉しいわ。」
「んも〜!!ベルってば意外とツンデ「賭けは私の勝ち、キャンティに連絡しなくっちゃ」
人の生死を娯楽に使わないでくださ〜い。」
……他所でやってください。
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作者名:うぃっぷ | 作成日時:2020年10月11日 23時