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24.恐るべしジフン ページ24

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「てか、ジフンひとり?珍しいね」

ジフン「うん。ゼミ担に呼び出されてさ…
さっき終わったから、適当に知り合い見つけて一緒に食おうと思ってたんだよ」



なんというか…
真の陽キャとしての格の違いを見せつけられたような気がする。

自然に私の隣に座ったジフンは、お盆の上に載っていたラーメンを啜り始めた。

あれ?ジフンにしては少食だ。



「ジフン、それだけで足りるの?」

ジフン「今月は金欠なんだよ〜、出費抑えてんの」

「同期会のせいじゃない?」

ジフン「そうだよ…お前それ美味しそうだな〜」

「一切れあげようか?」

ジフン「マジ?やっぱり持つべきものは仲間思いの同期だな〜」



ジフンはとんかつ一切れを嬉しそうに箸で掴んだ。



ドヨン「おふたりも仲良さそうですね?」

ジフン「そう?俺とAはサークルが一緒なの。
ドヨン、こいつが新入生の時に問題児だったの知ってる?
どんだけ俺が苦労したか〜」

「大袈裟だよ」

ジフン「大袈裟?まさか俺への恩を忘れたわけじゃないよな?」

「黙ってラーメン食べなさい」

ジフン「あ、そういえば!…ん?…どこ行った?」



ラーメンを啜っていたジフンはキョロキョロして誰かを探す素振りを見せた。

しかし、お目当ての人物は見当たらないようだった。



ドヨン「先輩、誰か探してるんですか?」

ジフン「いや…」



ジフンが口を開くと同時にドヨンくんの鞄が重そうな音を立てて倒れ、その拍子にいくつかの本が飛び出した。

ドヨンくんは慌てて本を片付ける。



ジフン「Aといい、ドヨンといい、国文学科の人間はどうしてそんなに本を持ち歩くんだ?
……それ洋書じゃない?お前英語得意なの?」

ドヨン「あ…いえ…勉強用です…英語は苦手で…」

ジフン「ならAに教えてもらいなよ」



ちょっと待って…



ジフン「A一時期、洋書ばっかり読んでたんだよ…
翻訳がクソだから洋書を読むしかない!とかなんとか言ってさ」



その無駄に動く口を閉じろ…



ドヨン「え、先輩…そうなんですか?どうして教えてくれなかったんですか?」

「あ…いや…」




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扇子(プロフ) - みさん» いえいえ!こちらこそ読んでいただきありがとうございます!これからも更新頑張りますね☺️ (2022年6月26日 1時) (レス) id: 3dae27e4b9 (このIDを非表示/違反報告)
- 更新してくださりありがとうございます! (2022年6月25日 0時) (レス) @page47 id: 4940a29e5c (このIDを非表示/違反報告)
扇子(プロフ) - ゆゆさん» わ!ありがとうございます!!嬉しいです☺️ (2022年6月3日 17時) (レス) id: 3dae27e4b9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ - おもしろすぎて最高です! (2022年6月3日 1時) (レス) @page41 id: 4940a29e5c (このIDを非表示/違反報告)
扇子(プロフ) - みつきさん» わ〜!!ありがとうございます!!嬉しいです☺️これからも楽しんでいただけるように頑張りますね!! (2022年6月2日 22時) (レス) id: 3dae27e4b9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:扇子 | 作成日時:2022年5月19日 18時

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