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「はーい！発表しまーす！」
いたずらを思い付いた顔で、二宮がにやにや笑っている。
「リーダーとJが付き合い始めましたー！」
「は？」
は、の形で口を開けた櫻井が、ぶふっと吹き出した。
「おんもしれ！グループ内交際かよ」
「社内恋愛？みたいな？」
仰け反って笑う二人の前で、大野も引き攣ったが、笑った。
「つまんねーこと言うなよ」
松本が二宮の頭をはたこうとすると、怒られた犬みたいに、へにゃっと首を竦めた。
「だったら、おもしれーなぁと思ってぇ」
「俺ら、ニノをおもしろがらせる為に付き合うのかよ」
ぶははは！と相葉と櫻井が更に笑った。櫻井に至っては、ソファの上で悶えている。
「ふ、腹筋死ぬ」
「でもさぁ、メンバー内で付き合ったら、週刊誌とかに絶対バレないよね」
また、笑いが響いた。
「メイク用意できてますのでー」
「はーい！」
全員が声を揃えて、応えた。
衣装に着替えて、ワンショットとファイブショットを撮った後、自由に動いて欲しいというカメラマンの要求に、笑い合ったり雑談をする様子を演じた。
大野は撮影中、肩に腕に腰に、松本の手の平を感じ、うまく笑えていない自分を自覚していた。
時々困った顔を向けたが、松本は意にも介さずカメラに輝くような笑顔を向け、おどけるように抱きついてくる。
心臓が飛び出そうな大野は、辛うじて二宮の側にくっつき、逃れた。
「なぁんだよ、リーダー」
うふうふと笑う二宮は、嬉しそうに大野の脇に手を突っ込んできた。擽ったさに、身を捩って笑い、ふざけて突っつき合って、大野の心臓はようやく落ち着いた。
小学生並みのふざけあいに、大概他の三人は入り込んで来ない。温かい目で見てるのが十数年に渡る通例だ。
そうやって二宮とふざけ合いながらインタビューも終え、スタッフと挨拶をして、終了となった。
少し、避け過ぎたかと、大野はちらりと松本を見ると、松本はスタッフと立ち話をしている。微かな淋しさを感じながら、着替えを済ませ、帰り支度をした。
鞄に手を突っ込み、手探りで携帯を取り出し、連絡の有無を確かめる為、画面を見た瞬間、
取り落とした。
それは、ソファへと着地し、固い床へのダイブは間逃れた。
「だいじょぶ？スマホ落ちたよ、リーダー」
拾おうとした相葉の先を制し、携帯を掴んだ。
「だいじょぶ！ちょっと手が滑っただけ」
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斑野 ニケ(プロフ) - 波智様 有難うございます。頑張ります♪ (2017年5月28日 22時) (
レス) id: bb37b897bd (このIDを非表示/違反報告)
波智(プロフ) - こんにちは。前回のコトは気にしないで下さいね。ニケさんの書く潤智大好きなんです。お互いがお互いに好き過ぎるって分かりキュンキュンします。お二人には幸せになってもらいたい。ニケさんお待ちしております。 (2017年5月28日 17時) (レス) id: 10c6f5bade (このIDを非表示/違反報告)
斑野 ニケ(プロフ) - 波智様 前回お名前間違えちゃって申し訳ありません。読んで下さって有難うございます♪この後いろんな展開があります。本当の愛に辿り着く二人を楽しみにして頂けたら幸いです。 (2017年5月28日 15時) (レス) id: bb37b897bd (このIDを非表示/違反報告)
波智(プロフ) - こんにちは、更新ありがとうございます。純粋で可愛らしい二人が大好きです。メンバーは二人が付き合っていると分かったらどんな反応をするかも楽しみで仕方がありません。ニケさん素敵なお話ありがとうございます。後編楽しみにしています。 (2017年5月27日 15時) (レス) id: 10c6f5bade (このIDを非表示/違反報告)
波智(プロフ) - こんにちは (2017年5月27日 15時) (レス) id: 10c6f5bade (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：斑野 ニケ
| 作成日時：2017年4月6日 18時
