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「ウソだよ。考えないよね、フツー同性から好かれるとか、それも同じメンバーとか」
「うん…」
大野の頭が、こつんと松本の肩に当たった。松本の肩が動揺した。
「そういうことされると、今までみたいに冗談で返せない…から」
はっと、頭を上げると、松本が少し眉間に皺を入れていた。
「このこと…俺達が付き合うってこと、みんなに言う？」
大野は、大きく頭を振った。
「恥ずかしい！ゼッテーからかうもん。…気持ち悪がられても、やだし」
「俺は知られてもいいけど。リーダーがやだって言うなら、隠しとこう」
「そうして。松潤と付き合ってるとか…ありえねぇもん」
「そう…。そっか」
松本の顔が曇ったのは、大野には見えていなかった。
ベッドで目が覚めた大野は、右手を天井に向けて、ゆっくり上げた。
手の平を見つめ、緩くにぎにぎしてみる。
まだはっきりと目覚めていない頭で、昨夜のことをひとつひとつ思い出してみた。
テーブルの上から甘いキスをされて、告白された。
自分にしたキスは、どれも本気だったと言った。
「ま、つ…じゅ、ん」
掠れた声で、名前を呼んでみた。途端に顔が熱くなる。
大野は、右手を引っ込めてその拳を抱くように、布団の中でごろごろした。
溶けてしまいそうな優しい笑顔をずっと向けて、それが全身で「好きだ」と言ってくれているようで、体中が幸せでいっぱいだった。
手を繋いで、暗い広場のベンチにくっついて座った。何を喋ったのかは、記憶は朧げだが、触れ合った二の腕の温かさや甘い良い匂いは、今でも薄れず覚えている。
別れ際、抱き締められて、触れるだけのキスをされた。
枕に顔を埋めたまま、大野は呟いた。
「アイツ…慣れてんだよな。経験の差かなぁ…」
横を向いた口元が、への字になった。その目がベッドヘッドの時計を見た。
「ヤッベ！」
マネージャーが迎えに来る時間まで、20分。
大野は布団を蹴って、ベッドから飛び降りた。
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斑野 ニケ(プロフ) - 波智様 有難うございます。頑張ります♪ (2017年5月28日 22時) (
レス) id: bb37b897bd (このIDを非表示/違反報告)
波智(プロフ) - こんにちは。前回のコトは気にしないで下さいね。ニケさんの書く潤智大好きなんです。お互いがお互いに好き過ぎるって分かりキュンキュンします。お二人には幸せになってもらいたい。ニケさんお待ちしております。 (2017年5月28日 17時) (レス) id: 10c6f5bade (このIDを非表示/違反報告)
斑野 ニケ(プロフ) - 波智様 前回お名前間違えちゃって申し訳ありません。読んで下さって有難うございます♪この後いろんな展開があります。本当の愛に辿り着く二人を楽しみにして頂けたら幸いです。 (2017年5月28日 15時) (レス) id: bb37b897bd (このIDを非表示/違反報告)
波智(プロフ) - こんにちは、更新ありがとうございます。純粋で可愛らしい二人が大好きです。メンバーは二人が付き合っていると分かったらどんな反応をするかも楽しみで仕方がありません。ニケさん素敵なお話ありがとうございます。後編楽しみにしています。 (2017年5月27日 15時) (レス) id: 10c6f5bade (このIDを非表示/違反報告)
波智(プロフ) - こんにちは (2017年5月27日 15時) (レス) id: 10c6f5bade (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：斑野 ニケ
| 作成日時：2017年4月6日 18時
