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「触られんのもヤなほど、俺嫌われてんの？」
「ち、ちが…」
顔を上げると、傷付いて哀しげな顔をした幼い松本が居た。
「お、おめーがその人と…その…付き合ってるって聞いて…なんか松潤の別の顔見ちゃったなって…松潤の彼女…見ちゃったなーって。その…なんつーの？家族の恋人見ちゃったみたいな？そんな感じで動揺しちゃったっていうかさ…」
なんとか否定して、笑える話にしたかったが、うまい言葉が出てこない自分を恨んだ。
「はあ？！何？俺そんな人と付き合ってねーから」
「あ、…あ、そーなんだ」
「そーだよ！」
大野は、肩をへにゃっと落とした。
「違ってたのかぁ」
「違うも何も、俺今誰とも…ていうか、俺嫌われてないんだよね」
「あたりまえじゃん」
松本は大きな溜め息をついた。
「良かった…俺、なんかやらかしたかと思った」
「してないしてない…ごめんね…」
「帰ろ」
「うん」
松本は殊更大野に身を寄せるように、触れるようにくっついて歩いた。
「歩きにくい…」
「リーダーが冷たくしたから」
「なにそれ」
クスクスと二人笑い合った。ほっとしたのか、猫のように甘える松本に、大野は早い鼓動が聞こえないことを祈った。
「ただいまー」
ドアを開けた機嫌の良い松本の声に、心配していたであろう3人が安堵の笑顔を向けた。
「二人だけでナニしてたのー」
「あーやしーい」
ゲームのモニターを見続けたままの二宮と、紙コップを銜えた相葉が囃し、櫻井がテレビを見ながら笑っている。気まずさは、やはり微塵も作らない連係プレーだ。
「ナーイショ」
と松本は椅子に座った大野の横に椅子を近付け、肩に凭れた。
「重めーんだよ」
抗議の声に、わざと力を加え、困らせて楽しんでいる。
「二人だけでイチャイチャしてぇ！オレも混ーぜて」
「やーめーろーやー」
相葉を手で押しのけていると、大野の携帯が鳴った。
「おーちゃん電話」
大野は携帯を手に取り、確認した。
「ううん、メール」
そこに映し出された名前を、思わず松本は見てしまった。予感があった。
「また岡田くん？」
「み、見んなよ！」
「またゴハン行くんだ」
「ジークンドー習いに行くんだよ」
「で、その後ゴハン行くんだ」
黙り込んだ大野の膝に、松本は思い切り頭を乗せた。
「重てーって」
不貞腐れたまま、松本は動かなかった。
心臓の音を聞かれそうで、冷や冷やしていた大野は、呼びに来たスタッフの声に助けられた。
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斑野 ニケ(プロフ) - 波智様 有難うございます。頑張ります♪ (2017年5月28日 22時) (
レス) id: bb37b897bd (このIDを非表示/違反報告)
波智(プロフ) - こんにちは。前回のコトは気にしないで下さいね。ニケさんの書く潤智大好きなんです。お互いがお互いに好き過ぎるって分かりキュンキュンします。お二人には幸せになってもらいたい。ニケさんお待ちしております。 (2017年5月28日 17時) (レス) id: 10c6f5bade (このIDを非表示/違反報告)
斑野 ニケ(プロフ) - 波智様 前回お名前間違えちゃって申し訳ありません。読んで下さって有難うございます♪この後いろんな展開があります。本当の愛に辿り着く二人を楽しみにして頂けたら幸いです。 (2017年5月28日 15時) (レス) id: bb37b897bd (このIDを非表示/違反報告)
波智(プロフ) - こんにちは、更新ありがとうございます。純粋で可愛らしい二人が大好きです。メンバーは二人が付き合っていると分かったらどんな反応をするかも楽しみで仕方がありません。ニケさん素敵なお話ありがとうございます。後編楽しみにしています。 (2017年5月27日 15時) (レス) id: 10c6f5bade (このIDを非表示/違反報告)
波智(プロフ) - こんにちは (2017年5月27日 15時) (レス) id: 10c6f5bade (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：斑野 ニケ
| 作成日時：2017年4月6日 18時
