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部長が手伝ってほしい、といったのは、3時のお茶用のお菓子の買い出し。おまけに自分も来るとか言ってて意味わかんないんだけど！そんな仕事今までなかったのに！
『T社の見積もりとか、案件の詳細入力とか他に頼む仕事ありますよね？』
「いいんだって、行くぞ」
『おかしいですって！』
「相葉、買い出し行ってくるわ」
「了解でーす」
ぐいぐいと引っ張られてエレベーターに乗っちゃった。他部署の人がひそひそ話てるのが聞こえる、アレが？って。うう、部長のせいでこんな肩身の狭い思いをしなきゃいけない...。
受付でもお昼の何とかさんに睨まれたし、視線がプスプス刺さってる感じ、居心地の悪さ、半端ない。
「プリンとかにする？てかまず和と洋どっちにする？」
『おかしいですよね？部長自分で分かってますか？』
なにこれ、精神的圧力？疲労とストレスで倒れるような奴、営業どころか会社にもいらないみたいな？自主退社に持ち込ませるの？私そんなに使えない？
「...お前の考えてるようなことじゃない、」
『でも、』
「でもじゃねぇ、俺のこと信じられる？」
首を振った。縦ではなく、横に。
急に部長が優しくなった、今まで厳しかったのに。裏に何かがあるんじゃないかと思っちゃう、その疑いは自分だけでは消化できない。
「そっか、」
部長が、寂しそうにつぶやいた。
「まぁ少し付き合え」
部長に手を取られ、少しだけ歩く。
部長を、傷つけてしまったんだ。
「いらっしゃいませ、って翔じゃん。久しぶり」
「わりぃ、入っていい？アイスコーヒーとホットココア、あとブランケット。ここ冷房効き過ぎ」
「冷房以外は聞くわ、ごゆっくりどうぞ」
部長が入ったのは、喫茶店だった。会社から少し離れてるから、多分会社の人は来ない。
4人掛けの席に促されて、先にソファーに座ったら、部長が隣に座った。いつもの、森林みたいな香りがする。
「ちょっと話したかっただけ、昼間は松本に取られたし夜は多分予定入ってんだろ」
『すみません...』
「疲労とストレスのさ、原因を知りたかったんだよ。仕事は確かに忙しかった、だけどあんなふうに倒れるのは初めてだった。何か他のことで悩んでたのか、単純に仕事が負担になっていたのかを知りたい。もし仕事だった場合を考えて、今日は少量の案件だけ回したけど...どう？」
部長が正面に座らなかった理由、分かった。顔見ながらじゃ話辛い事だと思ったんだ。
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あきんこ(プロフ) - みいさん» 初めまして、ありがとうございます(*´▽｀*)/これからも楽しんでいただけるよう精進してまいりますので、よろしくお願いいたします！ (2020年1月5日 20時) (
レス) id: 27a3d26bce (このIDを非表示/違反報告)
みい - はじめまして。読みやすい文章で、とても楽しく読ませていただいております。これからも頑張ってください！ (2020年1月4日 23時) (レス) id: 68fc344d1d (このIDを非表示/違反報告)
あきんこ(プロフ) - あまさん» コメントありがとうございます！両方一緒に読んでいただけてとても嬉しいです、頑張ります( *´艸｀)よろしくお願いします！ (2020年1月3日 23時) (レス) id: 27a3d26bce (このIDを非表示/違反報告)
あま - 更新お疲れ様です!!!Lightの方と同時に楽しみにしてます!これからも頑張ってください!!! (2019年12月30日 22時) (レス) id: 5287825b4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あきんこ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=akinko0125
作成日時：2019年12月25日 11時
