【ハイキュー!!】見えた景色は (ページ48)

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79試合目ページ48

ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗｯ

音を立てて開いたドアを見ると、二人の男の人が立っていた

だが、逆光のせいで顔が見えず＿＿＿

貴「…？」

赤「！もしかして…」

体育館へと入ってきた二人組に、俺と京治は顔を見合わせた

木兎「ちわっす！！早かったですね！

＿＿＿陽大さん、隼吏さんッ！」

予定よりも早く来た二人に、俺は驚きを隠せなかった。

ーー音駒だけでなく、梟谷の三年生以外は皆ビックリしていたがーー

貴「(ほんとに来た…)」

黒「お、おい木兎。この人達は…？」

木兎「ん？おぉ！この人達が梟谷OBの＿＿」

陽「大学三年。セッター、志路陽大」

隼「同じく三年。ウイングスパイカー、宇嵜隼吏でーす！」

自己紹介をした二人に、唖然としていた皆は

頭を下げ挨拶をした

全「「「おねがいしゃーっす！！！」」」

陽・隼「「よろしく/ねっ！」」

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

＿＿＿＿＿＿

＿＿＿

ひと通りの練習を終え、休憩をしていると

兄さんがやって来た

陽「(人１)」

貴「兄さん、予定よりも早くない？」

陽「監督に、早く来いって言われてな」

兄さんと話していると、それを聞いていた人達が入ってきた

木葉「ちょちょ、(人１)くん？！陽大さんって、お前のお兄さん？！！」

貴「はい…」

猿「あ、雰囲気似てるかもね」

鷲「あぁ、顔も似てるな」

小「えっ！？何でお前らそんな冷静なの？！」

冷静な二人に、騒がしい二人がつっこむ

陽「お前の相棒は、何処にいるんだ？」

貴「ｯ！！」

不意に兄さんが、そんな事を聞いてきたので

俺は言葉を詰まらせた。

それに気づかない兄さんではなく…

陽「…何か、あったのか」

貴「…別に。ただ、アイツが避けてるだけ」

赤「お久しぶりです、陽大さん」

陽「京治か。久しぶりだな」

赤「(人１)なら、壱夜と喧嘩の真っ最中ですよ」

京治にそう言われ、俺はつい強い口調で反論してしまった。

貴「そんなんじゃねえよｯ！」

陽「…今回は、(人１)に問題がありそうだな」

貴「ｯ兄さんまで…！」

陽「郁兎に言われただろ。向こうの話を聞いてやれ」

結局、この日は試合をしたりもしたが

壱夜の事が頭の中をグルグル巡り、全く集中出来ず

その後の試合は出られなかった。