女同士の戦い ページ31
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柊生side
俺らそれぞれの活動をしていた時、
超特急(2,3,4)、俺らDISH//のLINEが鳴った。
それはタクヤからだった。
タクヤは新メンバー、ハルから連絡があったらしい。
超特急の問題児がDISH//の問題児に手を出して大喧嘩中だということ。
しかも、それが、何故かスパドラの楽屋で。
なんでそういう状況になったのか分からないけど、
とりあえず行けばわかると思って急いで走った。
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着いた先には終わったの?っていう現場。
けど、俺らの姫は座っていた。
顔に傷が出来た
血がでた
それを聞いただけで頭に血がのぼった
あいつは謝りもしなかった
なんも悪いと思ってない
なんであいつが謝らないで他のみんなが謝るんだよ
おかしいだろ
『…………ま、、た、、、』
柊生「え?」
『また…………モデルの仕事、貰えなくなっちゃった……ッ』
悔しそうにAは、床をドンドン叩く
我慢していたものがフツフツと込み上げてきたのか、
涙も流していた
"A……"って悔しそうに名前を呼んで謝ってくる周りの奴ら
『ねぇ!!わかる?この気持ち!!』
涙を流しながら立ち上がったA
あいつの胸ぐらを掴んで一生懸命言葉をはなす
『毎日毎日ヘアケアしたりスキンケアしたり、、
あぁ、、明日はどんなモデルの仕事頼まれるのかなぁって考えたり、次はどんな可愛いお洋服が着れるのかなぁってわくわくしたり、、』
夢子「ふッ」
『女優の仕事もまわってくるように演技の勉強もしたり』
タクヤが泣きそうな声でAをあいつから離して、ひたすら謝って
そんなAはタクヤに抑えられながらも一生懸命あいつに気持ちをぶつけて
夢子「わかりませんね
周りからチヤホヤされるだけのあなた
チヤホヤされて嬉しくて嬉しくて、ただ何もしてないあなた」
『ちやほやされちゃダメなの?』
夢子「あたしだってされたい!
ちやほやされてのうのうと生きてて腹が立つ」
『ちやほやされる努力すればいいじゃない!
可愛い!って褒められるように努力したらいいじゃん。
可愛くない!って言われてめげる人なんてそれまでじゃん。可愛くない!あの子嫌い!って言われたら、可愛くなれるように、自分のことを好き!って思って貰えるように努力すればいいと思う。』
夢子「そう簡単じゃないの!」
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作者名:柚羽愛 | 作成日時:2023年5月21日 1時