7,警備教師1 ページ9
イフリートside
『ちょっと、Aさん!?』
なにかに気づいたのかAさんがいきなり走り出した。僕が驚いているうちに、どんどん離れて行ってしまい、とりあえず、追いかけることにした。
(てか、Aさん速くない?普通に追いつかないんだけど。)
そんなことを思っていると、Aさんが角を曲がった。
(やば、このままだと見失う。)
急いで追いかけるが、角を曲がったときにはAさんはいなかった。
(まずい、Aさんは何処に行った?流石にAさんだけで行動させるのはまずいだろ…。)
ドコン
そう考えていると、どこからか大きな音が聞こえた。
(!なんだ、今の音。とりあえず行って見るか。)
音の発生源に向かって行くと、校舎の裏側にたどり着いた。そこには不審者と思われる悪魔を取り押さえているAさんがいた。
『Aさん!』
A「あ、イフリート先生、不審者ってどうしたらいい?」
『えっと、マルバス先生に引き渡すことになってます。って、そうじゃなくて!』
A「どうした?」
(なんで不審者がいるのがわかったのか気になるけど、先にマルバス先生に引き渡すのが先か。連絡しよ。)
『(マルバス先生、不審者見つけたんで対応お願いします。)』
マルバス「(は〜い。拷問学準備までお願いしていいですか?)」
『(了解です。)』
マルバス先生に連絡を取ってから、不審者を拘束しているAさんに声をかけた。
『とりあえず、そいつ連れてマルバス先生のところ行きましょうか。』
その言葉をきっかけに、僕たちは生徒たちに見られないようにしながら、拷問学準備室に向かった。
A「というか、なんでマルバス先生?」
『あぁ、マルバス先生、拷問学の担当教師なんです。』
A「えっ!あの見た目で……。嘘でしょ……。」
『残念ながら、本当です。』
A「まじか、やば…。」
そんなことを話しながら歩いていると、拷問学準備室に着き、不審者をマルバス先生に引き渡した。
『じゃあ、後はお願いします。』
マルバス「分かりました!いやーちょうど試してみたいのがあったんですよね〜。報告はダリ先生にしておきますね〜。」
そう言って、マルバス先生は準備室の中に入っていった。
A「まじで拷問学だったんだ……。見る目変わりそう……。」
『見た目とのギャップがやばいですよね……。ところで、なんで不審者がいるって分かったんですか?』
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wina(プロフ) - りんさん» ありがとうございます!頑張ります! (4月1日 17時) (レス) id: ae479abb4e (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 面白いです!続き待ってます! (3月30日 23時) (レス) id: 54e2cad7a6 (このIDを非表示/違反報告)
wina(プロフ) - hibikiさん» 嬉しいけど生きてw (2月24日 18時) (レス) id: ae479abb4e (このIDを非表示/違反報告)
wina(プロフ) - あきさん» ありがとうございます!これからも楽しんでいただけると嬉しいです! (2月24日 18時) (レス) id: ae479abb4e (このIDを非表示/違反報告)
hibiki(プロフ) - バラム先生と2人の会話…!ありがとうございます!尊いんで⚪︎んで来ます! (2月24日 16時) (レス) @page43 id: 765960626a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:wina | 作成日時:2023年11月7日 8時