検索窓
今日:38 hit、昨日:94 hit、合計:44,913 hit

7,警備教師1 ページ9

イフリートside
『ちょっと、Aさん!?』

なにかに気づいたのかAさんがいきなり走り出した。僕が驚いているうちに、どんどん離れて行ってしまい、とりあえず、追いかけることにした。

(てか、Aさん速くない?普通に追いつかないんだけど。)

そんなことを思っていると、Aさんが角を曲がった。

(やば、このままだと見失う。)

急いで追いかけるが、角を曲がったときにはAさんはいなかった。

(まずい、Aさんは何処に行った?流石にAさんだけで行動させるのはまずいだろ…。)

ドコン

そう考えていると、どこからか大きな音が聞こえた。

(!なんだ、今の音。とりあえず行って見るか。)

音の発生源に向かって行くと、校舎の裏側にたどり着いた。そこには不審者と思われる悪魔を取り押さえているAさんがいた。

『Aさん!』

A「あ、イフリート先生、不審者ってどうしたらいい?」

『えっと、マルバス先生に引き渡すことになってます。って、そうじゃなくて!』

A「どうした?」

(なんで不審者がいるのがわかったのか気になるけど、先にマルバス先生に引き渡すのが先か。連絡しよ。)

『(マルバス先生、不審者見つけたんで対応お願いします。)』

マルバス「(は〜い。拷問学準備までお願いしていいですか?)」

『(了解です。)』

マルバス先生に連絡を取ってから、不審者を拘束しているAさんに声をかけた。

『とりあえず、そいつ連れてマルバス先生のところ行きましょうか。』

その言葉をきっかけに、僕たちは生徒たちに見られないようにしながら、拷問学準備室に向かった。

A「というか、なんでマルバス先生?」

『あぁ、マルバス先生、拷問学の担当教師なんです。』

A「えっ!あの見た目で……。嘘でしょ……。」

『残念ながら、本当です。』

A「まじか、やば…。」

そんなことを話しながら歩いていると、拷問学準備室に着き、不審者をマルバス先生に引き渡した。

『じゃあ、後はお願いします。』

マルバス「分かりました!いやーちょうど試してみたいのがあったんですよね〜。報告はダリ先生にしておきますね〜。」

そう言って、マルバス先生は準備室の中に入っていった。

A「まじで拷問学だったんだ……。見る目変わりそう……。」

『見た目とのギャップがやばいですよね……。ところで、なんで不審者がいるって分かったんですか?』

8,警備教師2→←6,教師陣



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (96 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
283人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

wina(プロフ) - りんさん» ありがとうございます!頑張ります! (4月1日 17時) (レス) id: ae479abb4e (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 面白いです!続き待ってます! (3月30日 23時) (レス) id: 54e2cad7a6 (このIDを非表示/違反報告)
wina(プロフ) - hibikiさん» 嬉しいけど生きてw (2月24日 18時) (レス) id: ae479abb4e (このIDを非表示/違反報告)
wina(プロフ) - あきさん» ありがとうございます!これからも楽しんでいただけると嬉しいです! (2月24日 18時) (レス) id: ae479abb4e (このIDを非表示/違反報告)
hibiki(プロフ) - バラム先生と2人の会話…!ありがとうございます!尊いんで⚪︎んで来ます! (2月24日 16時) (レス) @page43 id: 765960626a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:wina | 作成日時:2023年11月7日 8時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。