46,心配 ページ48
エイト「Aさん、大丈夫なんですか?」
『大丈夫だって。』
イチョウ「ていうか、なんで言わなかったんですか……。」
『あぁ〜、忘れてた。』
ツムル「いや、忘れちゃだめでしょ!」
ダリ「ほんとだよ。昔っから痛みに疎いんだから。」
『疎いっていうか、慣れたというか……。』
ブエル「痛みに慣れるのは一番だめですよ。」
『……すいません。』
ブエル「とりあえず、怪我、見せて下さい。」
『はい。』
そう言って、袖をめくった。それを見た先生達が息を呑んだ。まぁ、それなりに酷いからな。
ブエル「随分、ひどい火傷ですね。」
ダリ「珍しいね!Aがそこまでやられるなんて。」
『ちょっと、油断しすぎた。久々の現場だったとはいえ、ここまで鈍ってるとは思ってなかった。ダリ、今度相手してくんね?』
ダリ「え〜、やだ!」
エイト「じゃあ、僕とやりません?Aさんとやってみたかったんですよ。」
『いいのか?助かる。』
ブエル「やるのはいいですけど、数日は大人しくしててください。」
『……そんなにひどい?』
ブエル「まぁ、それなりに。怪我は治したので大丈夫だとは思いますけど、念のためお願いします。」
『わかりました。ありがとうございます。』
ダリ「次はすぐに言ってね!……わかった?」
『お、おう。』
怖っ。やっぱ、ダリを怒らせるもんじゃないな。他の悪魔は気づかなかったのに、な〜んでダリは気づくのかね。
ブエル「気をつけてください。」
『助かりました。』
ツムル「無理しないでくださいよ。」
『悪い。心配かけたな。』
ここまで心配されるとは……。そう言えばアンリさんにはよく、無理をするなって言われてたっけ。そこまで無理をしているつもりはないんだけど……。
ダリ「Aを心配する悪魔は結構いるんだよ。僕も含めてね。だからあんまり無理はしないこと!」
ダリにも言われるとは……。てか、それはお前にも言えることだろ。まぁ、それを言ったところでごまかされるだけだから、なんも言わねぇけど。
まぁ、でも____
『ありがとな。これから気をつけるわ。』
ダリ「わかったなら良し!さっ仕事に戻ろうか!」
まったく、ダリには敵わないな。まぁ、それはあっちもだろうけど。やっぱり、ダリと一緒にいるのは気が楽だ。
ダリ「A〜、早く〜。」
『わかったよ。』
この時間を楽しむのも悪くないか。
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wina(プロフ) - りんさん» ありがとうございます!頑張ります! (4月1日 17時) (レス) id: ae479abb4e (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 面白いです!続き待ってます! (3月30日 23時) (レス) id: 54e2cad7a6 (このIDを非表示/違反報告)
wina(プロフ) - hibikiさん» 嬉しいけど生きてw (2月24日 18時) (レス) id: ae479abb4e (このIDを非表示/違反報告)
wina(プロフ) - あきさん» ありがとうございます!これからも楽しんでいただけると嬉しいです! (2月24日 18時) (レス) id: ae479abb4e (このIDを非表示/違反報告)
hibiki(プロフ) - バラム先生と2人の会話…!ありがとうございます!尊いんで⚪︎んで来ます! (2月24日 16時) (レス) @page43 id: 765960626a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:wina | 作成日時:2023年11月7日 8時