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43,緊急事態 ページ45

Prrrrr……

『すいません。俺です。』

いつも通り職員室で仕事をしていると、電話が鳴った。携帯を出して相手を確認してみると、それはバビルス周辺を警備している部下からだった。

『どうした?』

「すいませんAさん!事件の犯人を逃がしてしまいました!」

『あ ゙ぁ゙?』

教師陣「「「!?」」」」

俺は、思った以上に怒気を含んだ声を出してたらしい。先生方が驚いてる。しかし今はそれどころではない。

『どういうことだ。』

「そ、それが、犯人の家系能力が透過する類のものだったらしくて、拘束したところを逃げられました。」

『馬鹿が!それぐらい想定しておけ!』

「すいません!」

たくっそれでも、魔官署の悪魔なのか!起こり得る状況くらい考えられないでどうする……。

『で、なんで俺に連絡した?』

「その犯人が逃げている方向がバビルス方面なので、連絡しておこうかと思いまして。」

『バビルスに?』

その言葉に先生方も反応していた。まぁ、まさかバビルスの名前が出るとは思わなかっただろうしな。

『わかった。こっちでも対処するから、情報を送っとけ。』

「承知しました!」

電話を切るとダリが話しかけてきた。

ダリ「ねぇ、A。バビルスの名前が出てたけど、なにがあったの?」

疑問形になってるはずなのに、絶対教えろという圧を感じるな。まぁ、当たり前か。

『バビルス周辺で事件を起こした犯人が、バビルス方面に逃げてるんだとよ。俺が対処するから気にすんな。』

ダリ「そういうことなら、大丈夫かな!A一人で平気なの?」

『心配してんのか?お前が?』

ダリ「別に!Aなら平気だってわかってるし!」

『だと思ったよ。んじゃ、行ってくるわ。』

そう言って、俺は無謀にも逃げ出した犯人のもとへ向かって行った。

――――――――――――――――――――――――――――――

空を飛んで探していると、部下からの情報にあった犯人を見つけたので、そいつの前におりた。

「誰だてめぇ!」

『魔官署の悪魔だよ。お前が逃げたせいで、面倒事が増えた。大人しく捕まって____』

そこまで言うと、目の前に炎が広がった。

「やったか!へっ、余計なことばっか言ってるからだ!」

『たくっ、話は最後まで聞きなよ。』

もちろん、俺は無傷だし、犯人も戸惑ってる。

「な、なんで!」

高位階(ハイランク)悪魔が簡単にやられるわけ無いだろ。』

44,魔官署の仕事→←42,頼るということ



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wina(プロフ) - りんさん» ありがとうございます!頑張ります! (4月1日 17時) (レス) id: ae479abb4e (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 面白いです!続き待ってます! (3月30日 23時) (レス) id: 54e2cad7a6 (このIDを非表示/違反報告)
wina(プロフ) - hibikiさん» 嬉しいけど生きてw (2月24日 18時) (レス) id: ae479abb4e (このIDを非表示/違反報告)
wina(プロフ) - あきさん» ありがとうございます!これからも楽しんでいただけると嬉しいです! (2月24日 18時) (レス) id: ae479abb4e (このIDを非表示/違反報告)
hibiki(プロフ) - バラム先生と2人の会話…!ありがとうございます!尊いんで⚪︎んで来ます! (2月24日 16時) (レス) @page43 id: 765960626a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:wina | 作成日時:2023年11月7日 8時

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