ダリ先生の同級生、教師陣に懐かれるそうです。 (ページ44)

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42,頼るということページ44

ﾊﾞﾗﾑ「ちゃんと休んでくださいね。」

『休んでるはずなんだよな〜。』

ﾊﾞﾗﾑ「少なくとも、休憩時間に書類を見てるのは、休んでないです。」

『何時も見ているわけじゃないんだけど。』

ﾊﾞﾗﾑ「そういう問題じゃないですよ。まぁ、少し休んでいってください。」

『いや、まだ終わってない仕事があるから。』

ﾊﾞﾗﾑ「また、休憩してないって言われますよ。」

『』

なにも言い返せない。あ～そっか。これはワーカホリックって言われても仕方ないな。でも、仕事終わんねぇんだよ。どうしろってんだよ。

ﾊﾞﾗﾑ「大人しく休んでいってください。」

これ以上皆に心配かけるわけにはいかねぇよな。俺だってちゃんと休みてぇし。

『ハァ……。そうするか。』

ﾊﾞﾗﾑ「そんなに大変なら、誰かに手伝って貰えばいいんじゃないですか？」

『……皆に頼ってくれって言ってるのに、俺が頼るのもな。』

ﾊﾞﾗﾑ「多分ですけど、Aさんに頼って貰えるのは、皆嬉しいと思いますよ。」

『そうかぁ？』

ﾊﾞﾗﾑ「僕は嬉しいですよ。Aさんって、一人でなんでもこなしちゃうんですから。」

『なんでもは言い過ぎだと思うけど、そっか〜。』

魔官署では警備長補佐として、部下たちをまとめて、部下たちの見本となるようにしていたから、誰かを頼るなんて考えてなかったな。

『うん。わかった。ありがと。』

ﾊﾞﾗﾑ「どういたしまして。あっそういえば、この前、スージー先生から茶葉をもらったんですけど、飲みませんか？」

『じゃあ、いただくよ。』

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職員室

『あっツムル、少し手空いてるか？』

ﾂﾑﾙ「？はい、大丈夫ですよ。」

『ならこれ、手伝ってくれないか？』

教師陣ーダリ「「「「「！？」」」」」

「嘘だろ。」
「Aさんが手伝ってくれって言った。」
「幻聴か？」
「Aさんに頼られるとか、ツムルずりぃ。」
「同感。」

ﾂﾑﾙ「もちろんです！Aさんのためならいくらでも手伝います！」

『ハハッありがとな。』

ﾀﾞﾘ「Aが誰かを頼るなんて珍しいね〜。」

『少し終わりそうになくてな。』

ﾀﾞﾘ「お疲れだね〜。よし！そんなAに僕が昼ご飯を奢ってあげよう！」

『マジで。助かるわ。』

教師陣ーダリ「「「「「(ダリ先生、いいとこ取りしていったな。)」」」」」