40,拷問学教師2 ページ42
マルバスside
『これぐらいですかね〜。』
A「終わりました?」
『はい!ところで、この不審者どうします?』
A「あ〜、部下呼んで回収させますね。」
そう言って、Aさんは電話をかけに行った。それにしても、Aさんのおかげで思ったよりも速く終わったなぁ。ちょっと物足りないけど……。
そんなことを思っていると、Aさんが戻ってきた。
A「部下にはすぐに来るよう言って置きました。」
『そうですか。ありがとうございます。』
A「俺はここで待ってますけど、マルバス先生はどうします?」
『そうですね〜。もう少し、話を聞いてもいいですか?』
A「いいですけど、時間は大丈夫ですか?」
『はい!Aさんのおかげで意外と速く終わったので!』
A「そうですか。で、何が聞きたいんですか?」
『じゃあまずは、あの不審者の癖って何だったんですか?』
A「さぁ?」
『えっ!?』
A「初対面なのに知るわけないでしょう。」
『えっでも、じゃあ、さっきのは?』
A「ただ鎌を掛けただけですよ。」
『そ、そうなんですか。』
あれ、嘘なんだ……。僕も普通に騙されちゃった。
A「俺からも一つ聞いていいですか?」
『あっはい。いいですよ。』
A「じゃあ、さっきのは拷問器具なんですけど_____」
『あれ、いいですよね!』
A「えっ、いやっ、あれが何か聞きたかっただけなんだけど……。」
『あぁ、あれはですね!【ピー】して【ピー】するための道具で!他にも【ピー】もできて便利なんですよ!さらには_____』
A「わかった!わかったからストップ!」
『あっすいません。なかなかそういうことを聞いてくれる悪魔がいなくて、つい。』
A「えっと、ゆっくり話そうか。少しずつ聞くから。」
『いいんですか!?』
A「あ、あぁ。えっと、時間は大丈夫?」
『えっ!?もうこんな時間!』
せっかく、たくさん話せると思ったのに……。う〜ん、どうにか出来ないかな〜。こんな機会そうそうないし。でも時間がなぁ。
A「マルバス先生、今日じゃなくてもいいよ。」
『えっ?』
A「時間がある時にたくさん話そう。だから今は用事を終わらせてきな。」
『いいんですか!?ありがとうございます!』
やったぁ〜!こういう話をしてくれる悪魔、いなかったから嬉しいなぁ。Aさんと話せるのが楽しみだ。
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wina(プロフ) - りんさん» ありがとうございます!頑張ります! (4月1日 17時) (レス) id: ae479abb4e (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 面白いです!続き待ってます! (3月30日 23時) (レス) id: 54e2cad7a6 (このIDを非表示/違反報告)
wina(プロフ) - hibikiさん» 嬉しいけど生きてw (2月24日 18時) (レス) id: ae479abb4e (このIDを非表示/違反報告)
wina(プロフ) - あきさん» ありがとうございます!これからも楽しんでいただけると嬉しいです! (2月24日 18時) (レス) id: ae479abb4e (このIDを非表示/違反報告)
hibiki(プロフ) - バラム先生と2人の会話…!ありがとうございます!尊いんで⚪︎んで来ます! (2月24日 16時) (レス) @page43 id: 765960626a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:wina | 作成日時:2023年11月7日 8時