35,授業 ページ37
ダリ「ねぇ、A。僕のかわりに授業してくれない?」
『は?』
いつも通り仕事をしていると、ダリがわけわからないことを言い出した。
『なに言ってんだ、お前。』
ダリ「このあとに急遽予定が入っちゃったから、かわりにやってほしくて!」
『なんで俺……。他の先生に頼めよ。』
ダリ「そうなんだけど〜、これ以上授業の進行速度遅らせるわけにいかないんだよね〜。」
『あ〜なるほど。』
ダリ「ねぇA〜、やってよ〜。」
『……俺が授業できると思ってんの?』
ダリ「うん!だってAは教えるの上手いし!魔歴の知識については問題ないでしょ?」
『まぁ、お前に散々教えられたけど。最近のことまで分かんねぇよ。』
ダリ「大丈夫!なんとかなるって!」
『まず、理事長に____』
ダリ「許可はとってるよ!」
食い気味だな……。理事長が許可してるってことは拒否権無いじゃん。
ダリ「だめ?」
『ハァ…、わかったよ。』
ダリ「よかった!じゃあこれ、授業の詳細と教科書ね!クラスは
『あっおい!』
俺に書類と教科書を渡したらすぐにダリは職員室を出ていった。つうか、書類まで用意してるって、最初っからやらせる気だっただろ。文句を言っても仕方ないし、とりあえず書類を確認した。
『範囲は問題ないな。』
あいつ、問題児クラスって言ったよな。たしか、担任はカルエゴ先生のはず……。
『カルエゴ先生、問題児クラスの情報とかあったら見せてくれませんか?』
カルエゴ「構いませんよ。大変ですね。貴方も。」
『ほんと、なんでこうなるんだか……。』
そう言いながら、カルエゴ先生から渡された情報を見ていた。さすが、カルエゴ先生。事細かに書いてある。
『ありがとうございました。』
カルエゴ「もういいんですか?」
『えぇ、全部覚えましたから。』
カルエゴ「は?」
カルエゴ先生が驚いてるけど、驚く要素あったか?まぁ、いいや。
ツムル「Aさんの授業、受けてみたい……。」
イチョウ「俺、見に行こうかな。授業無いし。」
エイト「僕も見回りついでに見に行こうかな〜。」
ツムル「なっ、お前らずるい!」
俺授業あるからいけない!なんて言ってるけど、そこまで見る価値ないだろ……。
スージー「ふぃ。人気ですねぇ。」
『嬉しいですね。じゃあ行ってきます。』
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wina(プロフ) - りんさん» ありがとうございます!頑張ります! (4月1日 17時) (レス) id: ae479abb4e (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 面白いです!続き待ってます! (3月30日 23時) (レス) id: 54e2cad7a6 (このIDを非表示/違反報告)
wina(プロフ) - hibikiさん» 嬉しいけど生きてw (2月24日 18時) (レス) id: ae479abb4e (このIDを非表示/違反報告)
wina(プロフ) - あきさん» ありがとうございます!これからも楽しんでいただけると嬉しいです! (2月24日 18時) (レス) id: ae479abb4e (このIDを非表示/違反報告)
hibiki(プロフ) - バラム先生と2人の会話…!ありがとうございます!尊いんで⚪︎んで来ます! (2月24日 16時) (レス) @page43 id: 765960626a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:wina | 作成日時:2023年11月7日 8時