ダリ先生の同級生、教師陣に懐かれるそうです。 (ページ36)

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34,お茶会ページ36

それは植物塔の近くを見回りしていたときだった。

ｽｰｼﾞｰ「ふぃ。Aさん、見回りご苦労さまです。」

『！スージー先生もお疲れ様です。』

ｽｰｼﾞｰ「Aさん、少し時間ありますか？」

『大丈夫ですけど、どうかしました？』

ｽｰｼﾞｰ「ふぃ。良い茶葉が手に入ったので、一緒に飲むついでに、色々お話を聞けたらと思いまして。」

『そういうことなら、ぜひ。』

スージー先生とは話してみたいと思っていたし、そろそろ休憩もしたかったところだ。こんな機会を逃すわけにいかないだろ。
俺たちは落ち着ける場所に移動した。

ｽｰｼﾞｰ「ふぃ。どうぞ。」

『ありがとうございます。』

俺は、スージー先生が座ったのを見てから、一口飲んだ。

『！美味しいですね。』

ｽｰｼﾞｰ「ふぃ。美味しい茶葉なんですけど、なかなか手に入らないんですよねぇ。」

『茶葉もあるんでしょうけど、スージー先生が魔茶を入れるのが上手なんでしょうね。とっても美味しいです。』

ｽｰｼﾞｰ「嬉しいですねぇ。ありがとうございます。」

『ところで、なんで俺を誘ってくれたんですか？』

少し気になっていた。もし、たまたま俺を見かけたからと言って誘うか？

ｽｰｼﾞｰ「そうですねぇ。Aさんと話してみたかったのもありますけど、ダリ先生がAさんがバビルスに来てから働きっぱなしだから休ませてあげてって言ってきたので。」

『……あいつ、余計な気を回しやがって。』

ｽｰｼﾞｰ「ふぃ。そう言う割には、嬉しそうな顔してますよ〜。」

『……それは言わないでくださいよ。』

しょうがない。ちゃんと心配してくれるやつがいるのは嬉しいんだから。あぁ～、ダリも含め先生達まとめて面倒見るって言ったばっかなのに、俺が面倒見られてる気がする。

ｽｰｼﾞｰ「Aさんもダリ先生も無理しがちですよねぇ。」

『えっ？』

ｽｰｼﾞｰ「さらにはそれを隠そうとしますし。」

『ダリはそうですけど、俺も？』

ダリはともかく、俺は無理をすることも隠すことも無いと思うんだけど。

ｽｰｼﾞｰ「ふぃ。お互い無自覚なんですねぇ。似た者同士です。」

『？？』

スージー先生は楽しそうに笑ってるが、こっちはわからないことだらけなんだが……。てか、似た者同士って初めて言われたな。

その後も、俺の疑問は解けなかったが、スージー先生との話は楽しかったので、良い休憩時間になった。