ダリ先生の同級生、教師陣に懐かれるそうです。 (ページ34)

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32,精神医学教師4 ページ34

ツムルside

『ん？そう思ってたなら、なんで魔官署に？』

A「まぁ、卒業間近に色々あって、俺が今、一番成し遂げたい野望は、魔官署でしか叶えられないとわかったからだな。」

Aさんの野望……。そのために魔官署に……。ん？てか、ちょっと待って、

『卒業間近？』

A「卒業間近。」

『えっ！？それって進路が確定してる時期ですよね！？』

A「うん。」

『いや、うんじゃなくて！』

A「ハハッ、俺もどうしようかと思ったけど、ダメ元で理事長に言ってみたらなんとかしてくれた。」

『うわぁ、さすが理事長……。』

A「俺の確定してた進路が教師だったのもあるんだろうけど。」

『へぇ〜。』

Aさんが教師になってたら、俺の上司だったのか。……ありだな。すごく頼りになる。

A「まぁ、卒業間近にそんなことをしてたから、ダリに何も言わず卒業しちゃったんだよな。」

『……それって、大丈夫だったんですか？』

A「あいつからしたら、一緒に教師になるって言ってたやつが、突然消えたわけだからな。俺も気まずくて連絡しなかったし。」

『うわぁ〜、だから職員室であんな反応してたんですね。』

A「まぁ、そういうことだな。」

『なんか、今になって納得しました。』

A「色々話がずれたが、俺が教師をサポートする理由はそれだ。」

『なるほど。』

魔官署の悪魔だけど、バビルスにいる間は、教師になってる感じかな。

A「ツムル先生？」

『あの、ツムル先生ってやめません？』

A「というと？」

『いや、だって、エイトとイチョウは呼び捨てなのに、俺だけ仲間外れと言うか……。』

あれ？俺、くそ恥ずいこと言ってね？自覚したらやばいんだけど……。てかAさんなんか反応して！気まずいから！

A「ふっ、あはははっ」

『Aさん！？』

A「いやっ笑うなって方が無理だろっ。ツムルって可愛いな。」

『可愛くないですって！って、あれ？』

今、俺の名前呼ばれた？は？聞き間違え？いやでも_____

A「大丈夫か、ツムル？」

『やっぱり呼びましたよね！』

A「ハハッ、また赤くなってる。」

あーもう！ホントずるい！さらっと言うとか、イケメンすぎでしょ！

『あ～、やばいってほんと。』

A「じゃあ、やめとく？」