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31,精神医学教師3 ページ33

ツムルside

『でも、なんで……。』

A「なんでって?」

『いや、俺とAさんってあんまり関わり無いし、なんでそこまでしてくれたのかなって。』

A「なんでって聞かれたら、先生達をサポートしたいからなんだけど…。」

『そうかもしれないですけど!そうじゃなくて!』

A「わかってる。俺が先生達をサポートしたい理由だろ?」

『……そうです。』

A「ふてくされんなよ。」

Aさん、笑ってる。てか、わかってて遠回しに言うのが悪いと思うもんだけど。

A「悪かったって。」

そう言ってAさんは俺の頭を撫でた。うん?撫でた?ちょっと待って、俺、今、撫でられてる?

『なっ!』

A「ふはっ、顔、赤くなってるぞ。」

『わ、笑わないでください!』

なにこの悪魔!かっこいいんだけど!こんなファンサ求めてないって!

A「で、俺が先生達をサポートしたい理由だけど。」

『……いきなり戻りましたね…。』

A「聞きたがってたのそっちだろ?」

『まぁ、そうですけど。』

元はと言えばAさんのせいなんだけど!ハァ……、とりあえず、落ち着こう。

A「もういいか?」

『……いいですよ。』

A「まぁ、一言で言うならバビルスのためだな。」

『えっと、余計わからなくなったんですけど……。』

バビルスのためって、あれ、Aさんて教師だっけ?

A「俺がバビルスに通ってたときから思ってたんだよ。バビルスを変えたいって。」

『バビルスを変える?』

A「そう。俺が通ってたときは荒れてたから。」

『それは知ってますけど……。』

A「やばかったよ。どこにいても、聞こえてくるのは喧嘩している声だし、教師も教師で問題起こすし、まったくと言っていいほど、学校として機能してなかったね。」

『嘘だろ……。』

荒れてたとは聞いてたけど、そこまでやばかったとは。てか、生徒だけじゃなくて教師もやらかすって……。そりゃ、論破したり、殴りたくもなるわ。

A「そんな現状を変えたかったんだよ。当時は、教師になろうとも思ったな。」

『Aさんが教師!?』

A「変か?」

『……いえ、逆にしっくりきますね。』

A「そう言われると、な。結局、魔官署にいるし。」

『ん?そう思ってたなら、なんで魔官署に?』

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wina(プロフ) - りんさん» ありがとうございます!頑張ります! (4月1日 17時) (レス) id: ae479abb4e (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 面白いです!続き待ってます! (3月30日 23時) (レス) id: 54e2cad7a6 (このIDを非表示/違反報告)
wina(プロフ) - hibikiさん» 嬉しいけど生きてw (2月24日 18時) (レス) id: ae479abb4e (このIDを非表示/違反報告)
wina(プロフ) - あきさん» ありがとうございます!これからも楽しんでいただけると嬉しいです! (2月24日 18時) (レス) id: ae479abb4e (このIDを非表示/違反報告)
hibiki(プロフ) - バラム先生と2人の会話…!ありがとうございます!尊いんで⚪︎んで来ます! (2月24日 16時) (レス) @page43 id: 765960626a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:wina | 作成日時:2023年11月7日 8時

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