30,精神医学教師2 ページ32
ツムルside
席について、俺は気になっていたことを聞いてみた。
『Aさん、ここって…。』
A「あぁ、俺が昔っからよく来てた場所。ちなみに、ダリも知らない。」
『えぇ!?ダリ先生も知らないんですか!?』
A「そんなに驚くか。」
Aさんは苦笑いしてるけど、結構驚くから!あんな仲良いダリ先生が知らないって、俺、このこと隠し通さないとやばいんじゃね?
「ほいっ、お待ちど。」
A「ありがとな、おやじ。」
『うわぁ〜、美味そ!』
店主が、料理を持ってきてくれた。どれも美味そう!
A「さてと、好きなもん食べな。」
『はい!いただきます!』
パクっ
『うまっ!』
A「気に入ってもらえて良かったよ。」
『本当、美味しいです。Aさん、改めて今日はありがとうございました。』
A「いいって言ってるのに。」
『それでもですよ!Aさんは本来教師じゃないのに……。』
A「……それは、俺に手伝ってほしくなかったてことか?」
『そんなことはないです!ただ、その、あーもう!いつもダリ先生に手伝わされて、文句言いながらやってるじゃないですか!だから本当はやりたくないのかなって……。』
やりたくないことやらせたって思いたくないんだよ!
A「ダリに対しての文句は、いつでも言うから、8割は聞き流してくれてもいいんだが……。」
『それもそれで、どうなんですか……。』
A「まぁ、それは置いといて。別にやりたくないわけじゃないから、大丈夫だよ。」
『…本当ですか?』
A「信じられないか?」
『まぁ、はい。』
A「正直だな。」
Aさんはケラケラ笑ってるけど、信じられないんだよな〜。Aさんが優しいのは、短い付き合いでもわかるし、俺たちのためなら平気で嘘つきそう。
A「まぁ、好き好んでやりたくはないな。」
『う゛、そうですよね。すいません。』
やっぱりか〜。本当、申し訳ない。なにかお詫びしたほうがいいよな。
A「まぁ、それがただの仕事だったらの場合だけどな。」
『へっ?』
A「それが、誰かの手助けになるなら、喜んでやるよ。」
『手助け……。』
A「今回の場合だと、ツムル先生の手助けになっただろ?」
『そ、そうですね。』
手助け、いやそれだけ?それだけのために、俺の仕事手伝ってくれたの?なにそれ。この悪魔、優しすぎるでしょ。
『でも、なんで……。』
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wina(プロフ) - りんさん» ありがとうございます!頑張ります! (4月1日 17時) (レス) id: ae479abb4e (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 面白いです!続き待ってます! (3月30日 23時) (レス) id: 54e2cad7a6 (このIDを非表示/違反報告)
wina(プロフ) - hibikiさん» 嬉しいけど生きてw (2月24日 18時) (レス) id: ae479abb4e (このIDを非表示/違反報告)
wina(プロフ) - あきさん» ありがとうございます!これからも楽しんでいただけると嬉しいです! (2月24日 18時) (レス) id: ae479abb4e (このIDを非表示/違反報告)
hibiki(プロフ) - バラム先生と2人の会話…!ありがとうございます!尊いんで⚪︎んで来ます! (2月24日 16時) (レス) @page43 id: 765960626a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:wina | 作成日時:2023年11月7日 8時