ダリ先生の同級生、教師陣に懐かれるそうです。 (ページ31)

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29,精神医学教師1 ページ31

ツムルside

あぁ～、書類終わんねぇ。絶賛残業中だけど、今日中に帰れるかな？

ガチャ

仕事を進めていると、職員室の扉が開いた。

A「あっ、ツムル先生だ。」

『Aさん！？』

なんでAさんがここに？帰ったんじゃないの？

A「……あとこれだけ？」

俺が困惑してると、Aさんが俺の書類を見て言った。

『？そうですけど。』

A「了解。」

そう言って、俺の書類を片付け始めた。って何やってんの！？

『ちょっAさん！？』

A「これ終われば帰れるんだろ？さっさと終わらせるぞ。」

『そ、それはそうですけど！』

手伝ってくれるのは助けるけど、Aさんを手伝わせていいのか？

A「変な遠慮するなよ。自分が楽するために、使えるもんは使っとけ。」

えっ、俺の考えてることバレた？まぁでも、Aさんがそう言うなら、いいのかな。

『えっと、ありがとうございます。ところで、なんで此処に？帰ったはずですよね？』

A「そのはずだったんだけどな。忘れ物して戻ってきた。」

『忘れ物？』

A「まぁ、ちょっとな。ほら、おしゃべりもこの辺にして、早くやるぞ。」

『は、はい！』

その後は、お互いに黙々と仕事を進めた。

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『あぁ～あ！終わったー！』

A「お疲れさん。」

『あっ、Aさん、こんな時間まですいません。』

A「俺がやりたくてやってるからいいんだよ。」

『そうですか、ありがとうございます！じゃあ、帰りましょうか。』

A「その前に、なんか食いに行くぞ。」

『えっ？』

A「こんな遅い時間に、ロビン先生になんか作らせるのも悪いだろ。」

『たしかに……。』

A「ほら、速く行くぞ。」

『あっ、はい！』

まさか、Aさんとご飯に行けるとは……。エイトとイチョウには秘密にしておこ。
そのままAさんについていくと、居酒屋についた。
正直Aさんのことだから、お高いレストランとかに行くのかと思った。

「いらっしゃい！おっAちゃんじゃねぇか。」

『おやじ、いい加減ちゃん付けやめろよ。』

「いいじゃねぇか。お前さんが小せぇときから知ってんだから。」

どうやら、Aさんとこの店の店主は知り合いらしい。

『あの、Aさん？』

A「あぁ、悪い。おやじ、いつも通り適当に頼むわ。」

「はいよ。」