ダリ先生の同級生、教師陣に懐かれるそうです。 (ページ4)

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2,三傑・サリバンページ4

『お久しぶりです。理事長。』

ｻﾘﾊﾞﾝ「もー本当に久しぶりだね～。見ない間にこんなに偉くなっちゃって〜」

『貴方は私の親ですか。』
いきなりの和んだ雰囲気に、呆れ気味にツッコんでしまった。

ｻﾘﾊﾞﾝ「そんなに固くならないで、昔みたいに話していいよ～」

『……流石に、昔みたいに礼儀知らずではいられませんよ…。』

ｻﾘﾊﾞﾝ「えー気にしなくていいのに。久しぶりだしもっと話していたいところだけど、早速本題に入ろうか。」

今までの和んだ雰囲気が、一気に緊迫した雰囲気に変わった。それと同時に、俺の緊張も戻ってきた。

『では、早速。近頃、バビルス周辺で誘拐や窃盗などの犯罪が増えています。どれも小さな被害ですんでいますが、数が今までよりも増えています。まるで、何か大きな事件の前準備をしているみたいに。』

ｻﾘﾊﾞﾝ「うん。僕も聞いてるよ。幸い生徒に被害は出てないけど、このまま被害が拡大していくと、どうなるか分からない。」

『はい。なので魔官署の対策としては、我々がバビルス周辺を警備することになっています。バビルスは我々が関与しなくても大丈夫だと思いますが、よろしいでしょうか?』

ｻﾘﾊﾞﾝ「大丈夫だよ。バビルスには優秀な先生達もいるしね。」

『承知致しました。その方向で進めさせていただきます。次に___』
それからしばらくの間、この事件の対応について話し合っていった。これからの方針が決まり、とりあえず話が一段落したところで、いきなりサリバン様が話をかえてきた。

ｻﾘﾊﾞﾝ「いやーやっぱりA君は優秀だね～。教師になってないのが残念だよ。」

『私は魔界を守りたかったので……』

ｻﾘﾊﾞﾝ「別に責めてるわけじゃないから気にしないで〜。でも、君と彼が一緒に教師をやっていたらって考えると面白くなりそうだよね。」

『面白くですか……(良くなるとかじゃ無いのか)』

ｻﾘﾊﾞﾝ「まあこの話は置いといて、ありがとね。色々対応してくれて。」

『それが仕事ですから。話も終わったことですし、私はこれで失礼します。あっ、少し職員室によらせてもらいますね。』

職員室に少し用事があるのを思い出し付け足すように言った。

ｻﾘﾊﾞﾝ「デビOK〜。」

その返事を聞いて俺は部屋を出た。職員室に向かいながら思うことはただ一つ